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【宝塚市 武田尾グルメ】たっぷりの自然に囲まれた『畑熊商店』で食べられる「赤の他人丼」ってどんな丼???

宝塚コミパ通信

自然豊かな武田尾の老舗店『畑熊商店』で味わう、ネーミングもユニークな“赤の他人丼”

親子でもなく他人でもなく「赤の他人」

JR宝塚駅から3駅、10分ほどで到着する武田尾駅に、「赤の他人丼」という気になるメニューを提供しているお店があると聞いて、さっそく調査に向かいました!

通常は、鶏肉と玉子という親子の材料でつくられるのが“親子丼”。そして牛肉と玉子という親子でない材料でつくられるのが“他人丼”ですよね。…よくよく考えるとこの“他人丼”というネーミングを考えた人もユーモアセンスのある方だなぁ!と感心します。

しかし今回はその他人の上をいく“赤の他人”です。縁もゆかりもなくまっっったく関係ございませんっ!という感じのネーミング。いったいどんな丼なんでしょうか?

自然いっぱいの川沿いにある老舗店

武田尾駅で下車して武庫川沿いをてくてく歩きます。緑の山々と川のせせらぎ、自然がいっぱいでとっても気持ちが良いですね!

宝塚駅あたりから車だと約30分ぐらいかかるそうですが、武田尾駅からは徒歩10分もかからずに目的のお店に到着しました! 武田尾稲荷神社のそばにあるのでこの赤い鳥居が目印ですね。

お店のお名前は「畑熊商店」さん。なんと明治初期に酒店として開店し、昔は武田尾温泉の出入り業者向けに日用品やお酒を販売されていたのだそう。

2018年にリニューアルオープンされて今のかたちになっているのだそうです。歴史あるお店なんですね!

店前の左右にテラス席も40席ほどあり、お天気がよい日はここでいただくのも気持ちが良さそう!…でしたが、到着した途端にパラパラッと雨が!(外観写真は帰りに撮影したものです)

山の天気は変わりやすいですね!ということで、今回は店内にお邪魔しました。

山間にある老舗のお店ですが、店内はとても清潔感があってキレイです。椅子がベンチなのですが、こちらも40人ぐらいは座れる模様。

店内中央のテーブルにたくさん並んでいる小鉢は日替わりで、生ビールセットのおつまみや定食の小鉢として提供されるものだそうです。どれも美味しそう~。

「赤の他人」の謎ようやく解明!!

着席して、さっそくメニューを拝見!

ありました!「赤の他人丼」! 実は「猪肉丼」が正式なお名前。つまり猪肉と玉子だから“赤の他人”なんですね!なるほど、確かに親子関係はまったくなさそうです!

メニューには他にも猪肉カレーライス(1100円)、猪肉串カツ(700円)、猪肉コロッケ(400円)などがありました。「ぼたん鍋」(4900円)や「焼ぼたん」(1500円)も、“ぼたん”といえば猪肉のことなので、こちらも同じく。猪肉を楽しめるメニューがたくさんですね!

あ!よくよく見てみれば看板にも可愛い猪のイラストがありました~。

他に鹿肉の串カツなどもいただけるようです。市内でジビエをいただけるお店というのはなかなか貴重ですね。

こちらが目的だった「赤の他人丼」(1200円)。

見た目には親子丼や他人丼とあまり変わりはなさそうですね。とっても美味しそうです♪

お味噌汁のほかに高野豆腐、牛肉のしぐれ煮、さらに香の物がついてきます。小鉢は日によって内容が違うそうです。

では、いよいよ赤の他人丼へ箸を進めます。

とろふわに仕上げられている玉子から少し覗いていたお肉を引っ張り出してみると、これが猪肉!ぼたん!玉子の親じゃなくて赤の他人の猪肉!

見た目は牛肉と豚肉の中間くらいのイメージでしょうか。脂身もありますが、赤身部分は牛肉のような艶のある色合いです。

まずはこのお肉だけを食べてみました。正直、ジビエはクセがあり苦手だという方もいらっしゃるのでおそるおそる…だったのですが、美味しい!

確かに豚肉や牛肉の食感よりは少し歯ごたえがありますが、噛み切れない!固い!ということはまったくなく、むしろ「お肉をしっかり味わっている~!」という食べ応え。

脂身も普段食べているお肉のようなしつこさはなく、自然な甘みととろけるような味わいに驚きです!

そしてジビエが苦手な理由で多く挙げられる独特のケモノ臭さみたいなものも一切感じることなく、とっても美味しくペロリといただいてしまいました。

お店の方にお話をお伺いすると、適切な処理をすれば臭みは十分に取り除けるのだそう。手間をかけていただいてるので、我々は美味しく味わうことができるのですね!感謝!

喫茶利用もできるハイカーの癒し処

食後にホットコーヒー(450円)をいただきました。到着した時は雨模様だったのに、もう青空の清々しい景色が窓の外に広がっています。優雅なコーヒータイムですね~。喫茶利用のお客様もけっこう来店されるようです。

こちらのお店のそばが廃線ウォークの出発地点(生瀬から出発するとゴール地点)となっているので、ハイキングを楽しまれる装いのお客様が多く、休日はとても賑わうそうです。廃線ウォークのチラシにもお店が紹介されていました。

ウォークを楽しまれた後に、ご褒美の生ビールセットを楽しまれている方々も。生ビールと小鉢2品で950円ですが、阪神タイガースが試合に勝った翌日は900円になるそうです!(お邪魔した日は900円でした!)

そして暑い日には、店内で販売している丹波黒大豆を使ったものなど、アイスもなかもよく売れるようです。

お店を出たところでこんな看板が。

武庫川沿いの景色、確かに自然豊かな癒しの景色が広がっていました。食後の腹ごなしに景色を眺めながらの散歩もいいですね。

以上、宝塚の情報を発信する宝塚コミパ通信KAでした!

畑熊商店(はたくましょうてん)
兵庫県宝塚市玉瀬字イヅリハ116
0797-91-0239
10:00~17:00(17:00以降は予約のみ)
月曜定休(祝日は営業)、火曜不定休
駐車場なし
現金のみ

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