名張市で辞令交付式 新規採用49人
三重県名張市は4月1日、新規採用職員に辞令を交付した。入庁した職員たちは、希望と職責の重さを胸に、新たな一歩を踏み出した。
新規採用職員は49人。市役所大会議室では、一般事務職14人、管理栄養士1人、保健師1人、土木技術職1人、給食調理員2人、理学療法士1人、看護師9人の計29人への辞令交付があった。
産業部に配属される小野美侑さん(22)が代表して北川裕之市長から辞令を受け取り、福祉子ども部に配属される初貝洋平さん(35)が宣誓書を読み上げた。
北川市長はあいさつで、「語れるまち」を目指す取り組みや市のブランドロゴについて説明。厳しい財政状況にも触れ、「行財政改革プランを着実に進めていくために、力を貸してほしい。お金がないまちから脱却したいと思っているので、若い世代の新しい発想、チャレンジを大いに期待させていいただく」と述べた。
宇陀市出身で、大学で社会問題などを学んだという小野さんは「名張は小さい時から身近な所。名張市の魅力をまだ知らない人にも伝えられるよう頑張りたい」、兵庫県出身で元教員の初貝さんは「結婚を機に名張で生活するようになり、良さを感じるようになった。市を盛り上げていきたい」とそれぞれ話した。
この日は医師や消防職などへの辞令交付もあった。