大迫力の空中演技に息をのむ!「Awaji Art Circus2024」体験レポ 淡路市
世界各国から集結したアーティストたちのパフォーマンスが観られる国際コンテンポラリーサーカス「Awaji Art Circus 2024」のショーを観覧してきました。
今年のタイトルは「Living Legends of Awaji Island ~よみがえる淡路島伝説の世界~」で、主人公の”イガ”と観客が、案内人”アナ”と一緒に、淡路島の伝説をテーマにしたゲームをプレイするというストーリー。ゲームの中で展開される淡路島の伝説や民話の世界に入り込み、アニメーションと壮大なパフォーマンスで表現される物語を楽しむことができます。
575組の応募の中から選ばれた7か国のアーティストが次々に登場。ミュージックバンド「音楽島」の生演奏と共にショーが始まると、すぐに感じたのは客席とステージとの距離の近さです。パフォーマーの足音がすぐそこに聞こえる距離感で、まさに目の前で繰り広げられる大迫力の演技は、全席がS席のようといっても過言ではない臨場感でした。
高さ10mの天井から布で吊るされ空中で演技をする「エアリアル・パフォーマンス(空中演技)」は今回の見どころの一つ。バックに流れるアニメーションと融合し、空を飛んでいるかのような躍動感あふれる演技でした。
ストーリー仕立ての展開で、一つ一つのパフォーマンスが流れるように次のパフォーマンスへと繋がり、ストーリーをつないでいきます。
ウクライナのバレリーナたちのバレエダンス。ずっと見ていたくなるような美しさです。
民話の中に出てくる動物たちに扮して登場したパフォーマーによるコントーション。人間業とは思えないような曲線美に目を奪われます。
ストーリーに合わせてパフォーマーたちが融合し、一緒に踊る場面も。
バリエーション豊かなパフォーマンスと演出で、目が離せないエキサイティングな展開が続きます。
太鼓集団「鼓淡~KOTAN~」の太鼓は五感を揺さぶられるような音が身体に響くすさまじさ。
日本人パフォーマーが魅せるバトントワリング、タップダンス、トリッキングもエネルギッシュで刺激的です。
サーカスならではのエアリアルの迫力は何度見ても圧巻。水中を泳ぐかのようななめらかさと、力強くダイナミックな動きの壮麗さに魅了されます。
きらきらと輝くフープを自在に操る「フラフープ」。太鼓の音に合わせて形を変えていく彫刻のように輝いていました。
フィナーレはパフォーマーたちが勢ぞろい。笑顔溢れるパフォーマーたちと観客が一つになり、会場全体が賑わいと一体感に包まれます。
鮮烈なパフォーマンスの感動と余韻で、興奮が静まらないエンディング。
パフォーマンスの華々しさと、島の伝説が持つファンタジックな世界観が融合し、一時も退屈させない最高のエンターテインメントを楽しめました。10月12日には同会場でサーカスワークショップ(要予約)も開催。トップパフォーマーから直接教えてもらえるチャンスです。
開催日時
2024年10月4日(金)~6日(日)、11日(金)~15日(火)
14:00開演
※10月4日(金)のみ16:00開演
※開場は開演の60分前
開催場所
旧アソンブレホール
(淡路市岩屋2942-17)
料金
一般 4800円(税込)
中高大学生 2000円(税込)
子供(3歳~小学生)1000円(税込)
※3歳未満 無料(席が必要な場合は1000円)
※全席自由席