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静岡県内のクマ出没件数が急増 沼津市では車道で体長2メートルのクマと遭遇

Shizuoka

クマ出没に注意を呼びかける看板

■クマ出没件数 6月も7月も昨年度から大幅増加

クマの出没件数が7月も急増している。静岡県によると、7月19日時点で県内のクマ目撃件数は18件と昨年の同じ時期と比べて2倍に増えている。27日には沼津市の山道を運転していた男性が、クマと遭遇している。

7月27日の午後0時半頃、沼津市宮本の山道で体長2メートルほどのクマが出没した。山道を運転中の男性から「車道にクマがいた」と警察に通報があった。クマは男性の前からすぐに立ち去り、けがや車への被害はなかったという。

今年度、クマの目撃情報は急増している。県が作成しているクマ出没マップによると、昨年度は1年間で121件だったが、今年度は4月から7月19日時点で、すでに65件に上っている。6月は34件で昨年度の6件から大幅に増加。7月も19日時点で18件と昨年度の10件を上回っている。

クマの出没をめぐっては、全国各地で注意が呼びかけられている。長野県では7月、相次いでけが人が出ている。24日には飯田市の公園近くで散歩中の男性がクマに顔をひっかかれて大けがをした。人里での目撃情報が増えており、県はツキノワグマ出没注意報を発令している。

クマ出没に注意を呼びかける看板

■山に入る時の注意点 クマに遭遇した時は…

静岡県では南アルプスや富士山周辺を中心とした山間部にツキノワグマが生息している。県は「ツキノワグマの生息は豊かな自然環境が残っている証拠。県民の貴重な財産を大切にしましょう」としている。

また、ツキノワグマは非常に臆病で通常は人間に見つからないように逃げていくが、強風や小川の音などで人の気配を感じ取ることができず出会ってしまうことがあるという。山に入る時は鈴やラジオなどで音を出し、クマに自分の存在を知らせるよう呼び掛けている。

クマに遭遇した場合、50メートル以上離れていれば音を立てずに反対側に逃げることを勧めている。距離が近い時はクマを刺激しないように落ち着いて、背中を見せずに後ずさりする。後ろを向いて走って逃げるとクマに追いかけられる危険があるという。

クマの出没は例年、秋に増える傾向にある。だが、今年度は6月、7月も急増しているため、今の時期も警戒が必要になる。県はクマが目撃された日にちと場所を示した出没マップをホームページで公開している。

(SHIZUOKA Life編集部)

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