松下政経塾 社会変えるアイデア語る スピーチコンテスト開催
松下政経塾(茅ヶ崎市汐見台)で11月16日、「第5回松下幸之助杯スピーチコンテスト」の決選大会が開催された。
同塾が次代を担う若者を応援しようと行っているもので、今回は「2050年の社会のビジョンと実践〜SDGsのその先を描こう」がテーマ。9歳から35歳まで、国内外から461人の応募があり、原稿審査を経て選出された10人(学生の部5人、社会人の部5人)が出場した。
冒頭、遠山敬史塾長は「今年は松下幸之助の生誕130年。松下が目指した真に豊かな社会を実現するために、自らが実践し、世界を変えていくという皆さんの決意を多くの人に伝えてほしい」とあいさつした。
学生の部で最優秀賞を受賞したのは「今の私にできること〜地球温暖化を食い止めるには〜」をテーマにした長谷部紗世さん。地球温暖化対策に強い関心を持つ長谷部さんは、水素エネルギー社会の実現が有効として、ドイツで見た「環境人得システム」の普及を訴え「自分自身の力で未来を切り開く可能性を感じた」と評価された。
また社会人の部最優秀賞は平良友依さん。「障がい者が笑顔で働ける社会を目指して」と題して、障害があることで感じた苦しさや「心を救ってくれた」という美容の会社を創業する夢を話し、「素心貫徹しようとする姿勢が素晴らしい」と評価された。