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BEGIN、茅ヶ崎でサザンオールスターズら“先輩”たちの楽曲をカバー 「涙そうそう」で地元フラダンサーとコラボレーションも(写真8点)

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BEGIN Specialコンサート in 茅ヶ崎 2024,9,28(Sat)神奈川県・茅ヶ崎市民文化会館大ホール

9月28日(土)、BEGINが神奈川県・茅ヶ崎市民文化会館大ホールにて『BEGIN Specialコンサート in 茅ヶ崎』を開催した。

このコンサートは、地元のFMラジオ局である茅ヶ崎エフエムが10月1日(火)で開局1周年を迎えるにあたっての1周年記念イベント。オープニングでは茅ヶ崎エフエムにてパーソナリティとして活躍する元フジテレビアナウンサー・石本沙織が登場。茅ヶ崎エフエムが駆け抜けた1年間を振り返り、「心の準備はいいですか?」とBEGINのメンバーを呼び込んだ。

拍手の中ステージに立った比嘉栄昇(Vo.)は、大盛り上がりの観客に向けて「子どもたちも騒いでくれて構いません」「リビングでくつろぐように、最後まで一緒に楽しんでいきましょう」と声をかけ、名曲『恋しくて』で幕を開けた。続いて島袋優(Gt.&Vo)が作曲を手がけた『海の声』、そして『三線の花』と続き、会場は早くもひとつになった。

「石垣島の曲は茅ヶ崎にも合うと思う」と「夏の花火」を披露すると、茅ヶ崎の先輩アーティストの楽曲として「想い出の渚」(ザ・ワイルドワンズ)、「お嫁においで」(加山雄三)、そして「YaYa あの時代を忘れない」(サザンオールスターズ)をカバー。茅ヶ崎へのリスペクトを感じる選曲とBEGINらしさ溢れるアレンジに、会場は歓喜した。

続くアップテンポナンバー「ハイサイ California」で、観客はますます大盛り上がり。両手を左右に振り、まるで湘南の海のようなうねりを見せる客席に比嘉が「酔うからやめて〜!」とリアクションすると、会場は笑いに包まれた。

「アサイーボウル」「砂糖てんぷら」「Churrasco」と続き、「竹富島で会いましょう」、そして「オジー自慢のオリオンビール」で観客は総立ち。指笛を鳴らしたり、カチャーシーを踊ったり、まさにBEGINの真骨頂。まるでここが沖縄かのように楽しく温かな時間が流れた。

また、「オジー自慢のオリオンビール」の曲中では、比嘉の長男で、この日はDr.として参加している比嘉舜太朗が自身のバンド・HoRookies(ホルキーズ)の楽曲「結の唄」を披露。透き通った歌声が、茅ヶ崎の夜に響いた。

そして、コンサートもいよいよクライマックス。ここからは、盆踊りの定番曲「東京音頭」「炭坑節」、「お祭りマンボ」(美空ひばり)、「自動車ショー歌」(小林旭)、「好きになった人」(都はるみ)、さらに「勝手にシンドバッド」「銀河鉄道 999」「笑顔のまんま」含むマルシャメドレーを披露。

マルシャメドレーでは、BEGINファンにはおなじみのマスコットキャラクターの“マルシャンちゃん”だけではなく、茅ヶ崎市特別観光大使・えぼし麻呂も出演。キャラクターたちがステージ上で思い思いに踊りを披露すると、“振りコピ”するファンも多く、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

興奮冷めやらぬまま、アンコールに突入すると「ウルマメロディー」「涙そうそう」を地元のフラダンススクール・Kalokemelemele Hula Studio(カロケメレメレ・フラスタジオ)のダンサーたちと披露。茅ヶ崎の海が、沖縄、そしてハワイ、さらには世界へとつながっていることを、音楽を通じて再認識させてくれた。

最後に「この曲を披露せずには石垣島へ帰ることはできない」と彼らの代表曲「島人ぬ宝」を演奏すると、会場からは大きな拍手と歓声が。大人から子どもまで、老若男女が自由に楽しむ様子にBEGINのメンバーも目を細めた。

「今日はありがとうございました!」とステージを去るBEGINのメンバーたち。目を閉じると石垣島の景色が見えてくるようなBEGINらしさを存分に発揮しつつ、茅ヶ崎と沖縄の魅力を見事に音楽で融合させた2時間半だった。

BEGINは。10月2日(水)にニューアルバム『ビギンの盆マルシャ』をリリース。同日21時からは、『ビギンの盆マルシャ』発売記念として渋谷金王八幡宮にて行われたライブをYouTube チャンネルにてプレミア公開する。

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