犬が『居心地が悪い』と感じている時のサイン7つ 快適に過ごしてもらうための改善方法まで
犬が『居心地が悪い』と感じている時のサイン7つ
犬は言葉が話せないため、何らかのストレスを感じていても人間が気づけないないことがよくあります。愛犬にとって嫌な何かが起きているなら、いち早く察してあげたいですよね。
ここでは、犬が「居心地が悪い」と感じている時のサイン7つをまとめました。中には、わかりにくいボディランゲージも含まれているので、今後の参考にチェックしてみてください。
1.隠れる
犬は危険を察知すると、姿勢を低くして隠れる体勢を取ります。隠れる場所がなければ、飼い主さんの後ろに身を寄せるでしょう。
もし愛犬が隠れるようなしぐさを見せる時は、何らかのストレスを感じているサインです。体を丸めて寝ているように見せても、何かに怯えていることもあります。
2.落ち着きを失う
居心地が悪いと感じている犬は、そわそわと落ち着きのない行動を取ります。呼吸が荒くなったり、「クンクン」と鼻を鳴らして何かを訴える時は、何が起きているのか見回してみてください。
「ワンワン!」と吠える場合は、何らかに対して強い警戒心を持っている可能性が高いです。
3.あくびをする
犬は眠い時以外にも、ストレスによってあくびを見せることがあります。まるでくつろいでいるようにも見えますが、不快な気持ちになっている可能性もあるのでよく観察してみましょう。
退屈や緊張をしている時にも、犬はあくびをすることがあります。違和感を覚えるほど連発する場合は、愛犬の体調や環境をチェックしてみてください。
4.毛繕いや体を掻く
犬がやたら体を舐めたり、体を掻く場合も居心地の悪さを感じている可能性があります。前足ばかり舐めたり、いつもより執拗な感じで体を掻いたりする場合は注意深く観察しましょう。
引っ越しをしたばかりや、家庭内でケンカや騒音が発生しているなど、犬にとってストレスにつながる原因がないか確かめてみてください。
5.地面のニオイを嗅ぐ
いきなり地面のニオイを「クンクン」と嗅ぐのも、犬が居心地の悪さを感じているサインです。初体験の人へのストレスや、「早く帰りたい」といった要求がその行動に隠れているかもしれません。
6.目をそらす
犬にとって不都合な状況や後ろめたい何かがあると、目をそらしたり目を細めたりすることがあります。「飼い主さんに叱られたくない」という気持ちも含めて、居心地の悪さを感じている可能性がないか観察してみましょう。
7.体をブルブルさせる
犬が急に「ブルブル」と体を震わせるのは、不安や緊張が含まれている可能性があります。水に濡れた訳でもないのに体を揺らす時は、愛犬の身に何か起きていないか確かめてみてください。犬の目線の先を辿ると、原因が明らかになることもあります。
犬に快適に過ごしてもらうための改善方法
愛犬に快適な環境で過ごしてもらうために、次の改善方法をぜひ参考にしてみましょう。
騒音に注意する
犬にとって落ち着くのは、騒音のない静かな環境です。外からの喧騒や工事の音などが入り込む場合は、窓から離れた場所に定位置を作るのがおすすめです。
また、夜遅い時間帯にもテレビや音楽を楽しみたい方は、犬のいない別の場所へ移動しましょう。お子様やほかのペットがいてにぎやかな場合も、愛犬がくつろぐ場所を別の部屋に設ける必要があります。
適温に設定する
犬が快適な18〜26度の温度にエアコンを調整し、1年を通して快適な住環境を整えましょう。夏は熱中症に注意し、直射日光が当たらない場所に定位置を作るのが大切です。
子犬や高齢犬はとくに、体温調節がうまくできないため、こまめに温度設定を行ってください。
安全で歩きやすい床を整える
フローリング床のご家庭であれば、滑りにくい犬用のマットなどで転倒を防止する必要があります。犬が走り回っても安全な床を整えるのがベストです。
犬が苦手なことをしない
愛犬に快適に過ごしてもらうためには、愛犬が苦手なことをしっかり把握しておく必要があります。例えば、強い香水やタバコといったニオイへの配慮や、大きな音で驚かさないようにするといった内容です。
また、長時間の留守番による孤独感を与えずに、しっかりとコミュニケーションを取っていきましょう。
まとめ
犬が居心地の悪さを感じている時のサインはさまざまでわかりにくいため、その都度状況や様子から犬の気持ちを察する必要があります。
愛犬がのんびりくつろげる環境を与えて、できるだけストレスを取り除いてあげるのが大切です。ぜひ今回ご紹介をしたサインを参考にしながら、愛犬の気持ちをいち早く理解してあげてくださいね。