サクサクのクロワッサンが1個88円!? 激安価格の理由を調べてみた【大阪・九条】
2025年4月25日(金)放送の読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』の人気コーナー「ほんわか警察 激安店潜入捜査SP!第5弾」で紹介された、大阪・九条のとあるパン屋さんが話題です。
なんと、サクサクのクロワッサンが1個88円! パン好きなら誰もが憧れる「パンを山盛りに買う夢」が叶うかもしれません。
今回は、驚きの激安価格を実現するパン屋さん「ピンポンパン」の秘密に迫ります。
※この記事は2025年4月25日(金)放送時点の情報です。最新の情報は店舗にお問い合わせください。
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大阪・九条にある“衝撃価格”のパン屋さんへなぜこんなに安い? 激安の裏にある“売り切り”戦略
大阪・九条にある“衝撃価格”のパン屋さんへ
訪れたのは、大阪メトロ中央線「九条駅」近くの地元密着型ベーカリー「ピンポンパン」。創業約20年の小さな店舗ながら、今や“激安パン屋さん”として注目を集めています。
店頭には、「塩バターパン」1個88円、「メロンパン」1個95円と、驚くほどリーズナブルなパンがずらり。
なかでも名物は、芳ばしくサクサクの「クロワッサン」。そのお値段、なんと1個88円! おいしさも値段も衝撃です。
なぜこんなに安い? 激安の裏にある“売り切り”戦略
「なぜこんな価格でパンが提供できるのか?」
その秘密は、店主・皆川さん夫妻の“売り切りスタイル”にありました。店主の皆川 裕さん曰く、「作れるだけ作ってそれを完売する」とのこと。一体どれだけパンを焼き、どれだけ売れているのか。その秘密を探るべく、店主夫妻の1日に密着してみました。
朝7時、開店と同時にご夫婦のパン作りがスタート。見事な連携で次々とパンが焼き上がり、午前9時半には名物のクロワッサンが店頭に並びます。すると、わずか10分足らずで完売。
その後も「焼けば売り切れ」状態が続き、昼前には他のパンも品薄に。朝から13時ごろまで、ほとんど休む間もなく焼いては売るをノンストップで繰り返します。
さらに驚くのは、営業時間の朝7時から深夜0時まで、パン作りをひたすら続けていること。店主の皆川さんと奥さんは、深夜3時に就寝し朝6時に起床する生活を、なんと20年近く、ほぼ休みなく続けてきたといいます。
13時半になると営業をいったん終え、夫妻は近くの定食屋で昼食をとります。食事は15分ほどで済ませ、すぐにスーパーで買い出しを済ませると、30分後にはお店に戻って仕込み作業を再開します。
そして17時からは、半額セールがスタート。焼きたてではないパンを値下げすることで、最終的にすべて売り切るという徹底ぶりです。
番組が調べたところ、この規模のお店だと人気店でも1日に400個焼けばかなり多い方ですが、「ピンポンパン」では1日に1,000個ほど焼いているそう。なんと一般的な人気店よりも2.5倍もパンを焼いています。
1個88円で絶品クロワッサンが買える、そんな奇跡のようなパン屋「ピンポンパン」。その激安価格の裏には、「パン屋さんは天職。死ぬまでやり続けたい」と語る店主夫妻の、情熱と覚悟が込められていました。
激安パン屋さん「ピンポンパン」
住所:大阪府大阪市西区千代崎2-7-11
※この記事は2025年4月25日(金)放送時点の情報です。最新の情報は店舗にお問い合わせください
画像・参考/読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」 文/Y.Moe