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倉敷美観地区「このいとtsumugu紡」でインディゴ染め体験

岡山観光WEB

昔から繊維の町として栄えてきた岡山県倉敷市児島で日本で初めてジーンズの製造がスタートしたことを背景に、岡山県内では日常的に藍染やインディゴ染めの商品を目にします。また、倉敷美観地区を歩けばジーンズ商品のお店もたくさんあります。倉敷美観地区内の東町にある「このいとtsumugu紡」では、インディゴ染め商品の販売と共に、染め体験もしているとのことで行ってきました!待ち時間には併設の「café つむぐ」もおすすめです。

「このいとtsumugu紡」とは?

インディゴ染めのストールやニットのアパレルブランド「紡tsumugu」が、古民家をリノベーションして直営店としてオープンしたのが「このいとtsumugu紡」です。大量生産ではなく、一つ一つこだわりのアイテムがそろう店内に、シーズンに合ったものが並んでいます。中庭を挟んだ場所には「café つむぐ」もあります。

インディゴ染め体験

こちらでインディゴ染め体験をしてきました(要予約)!体験は、バンダナ、ストール、Tシャツ、トートバッグから選べます。今回はこれからのシーズンにジーパンに合わせられるTシャツで、お手軽なシンプルコースにしました。

【インディゴ染め体験】
基本料金:バンダナ(3,300円)、ストール(4,400円)、Tシャツ(5,500円)、トートバッグ(5,500円)
体験時間:1部(10:30~)、2部(14:00~)
コース:デザインを選んでお手軽に(シンプルコース)
    自由にオリジナルを作成(フリーコース)基本料金+1,000円(税込)

絞りの柄を決める

Tシャツを選んだら、次に絞りの柄を決めます。アンモナイトのような「タイダイ染め」、ゴムやビー玉を使う「ゴム、ビー玉絞り」、まだら模様の「ムラ染め」の中から、「ムラ染め」を選びました。

ムラ染め

「ムラ染め」をするには、Tシャツを少し太めの輪ゴムできついくらいの強さで縛っていきます。縛ったところで見えているところが染められ、見えないところが白く残ります。デザインを思い描きながら一つ一つ縛っていきました。

絞りをまとめて塊に

輪ゴムで縛ったところを2つにまとめて縛り、さらにまとめて縛り、ひとつの塊になるようにします。かなりきつく縛っています。もうデザインがどうなるのか全く想像がつかない感じになりました(笑)。心臓のようにしか見えません。

インディゴ染めの道具を紹介

インディゴ染め体験は、手ぶらで参加できます。道具やエプロンも用意してくださるので安心です。洋服に染料が付くと落ちないのでビニールエプロンを付けました。

ゴム手袋は2重に

手に薄手のゴム手袋をはめ、その上に大きなゴム手袋をして作業しました。

染料を混ぜる

インディゴ染めの染料は化学薬品の苛性ソーダです。2本の容器に入ったものは同じ苛性ソーダで、40度のお湯の中に入れてかき混ぜます(お子様は薬品の取り扱いはできません)。藍染との違いは、藍染は天然の藍の葉を染料とし、灰汁で何度も繰り返しながら染めていく方法で、インディゴ染めは化学染料のため1回でムラなく染めることができます。インディゴ染めは温かい温度で染まる性質なので、夏場は染まりやすく、冬場は染まりにくい特徴があります。混ぜていると、バケツの中にブクブクとした泡のようなものができてきますが、この泡をつぶさないようにします。

揉む

バケツの中の泡をつぶさないようにTシャツを沈めて、手で揉んでいきます。泡の上の膜がグリーンで、空気に触れるとブルーに酸化して繊維に固着して染まっていきます。固く縛った隙間にも手を入れて染料を固着させていきます。お湯が温かくて心地よいのですが、独特の香りがしました。空気に触れないように液体の中で揉みこむのがコツです!

ゴムをハサミで切る

バケツからTシャツを引きあげたら、タオルで水分を取り、縛った輪ゴムをハサミで切る作業です。Tシャツを切らないように、輪ゴムだけを切る細かい作業でした。染料の付いた輪ゴムが飛ばないようにするのもコツです。

洗って干す

輪ゴムを切ったTシャツは、1~2分外で干して空気にさらして色を固着させます。その後5~6回、洗いと脱水を繰り返し、さらに20分くらい干します。この一連の作業はお店の方がしてくださり、仕上がる間、私は離れのカフェに行くことに。小春日和で、Tシャツも気持ちよさそうに風に揺れていました。

待ち時間に寛げる「caféつむぐ」

テラスを挟んだ離れは古民家をリノベーションした「caféつむぎ」です。お天気がいいときはテラスでも楽しめそうです。こだわりのコーヒーは岡山県の人気コーヒー店「キノシタショウテン」の豆で、エスプレッソマシンで一杯ずつ淹れてもらえます。

おにぎりランチ

「おにぎりランチ(1,200円)」が数量限定で人気と聞き、頂いてみることにしました。ツナマヨとウメのおにぎりに、具沢山卵焼きとお漬物、豚汁がセットで美味しかったです。量も女性にはちょうど良い感じでした。お米も美味しく、豚汁のお味噌の味が絶妙でした!

いちごのロールケーキ

デザートは別腹。こだわりのスイーツも人気と聞き、この季節限定のいちごのロールケーキ(979円)を頂きました!スポンジがふわふわで、いちごの甘酸っぱさと生クリームの甘さが絶妙でした。ジェラートもこだわって作られたそうで美味しかったです。

アパレルブランド「紡tsumugu」

通常ニットはパーツごとに作り最後に縫い合わせますが、「紡tsumugu」ではホールガーメントという方法で、すべてのパーツを1着まるごと立体的に編み上げる技術で仕上げています。また、糸へのこだわりも、単糸と双糸(そうし)という二つの糸を使用。単糸は紡績したままの糸で双糸は単糸を2本組み合わせて1本にした糸です。デニムは単糸が普通ですが、特注の双糸を使用している点もこだわりになっています。ぜひ足を運んで触れてみてください。手触りや風合いが違いますよ。

【このいとtsumugu紡】
所在地:岡山県倉敷市本町10-3
TEL:086-436-6028
営業時間:10:00~17:00
休業日:なし
駐車場:なし

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