「限界を超えないとここで捕まる、観客も興味を失う」イ・ジェフン、躊躇なく泥沼の中に突進!『脱走』撮影舞台裏に密着
イ・ジェフン×ク・ギョファン共演、駆け引き連続の90分間止まらない脱北ムービー『脱走』が、6月20日(金)より公開される。このたび、主人公を演じたイ・ジェフンに焦点をあてたメイキング映像第2弾が解禁となった。
映画冒頭から始まる、脱北へのカウントダウン
命がけの脱北を試みる軍人・ギュナム役を、「シグナル」「復讐代行人~模範タクシー~」で人気のイ・ジェフンが熱演。主人公を容赦なく追撃する軍少佐ヒョンサン役を、「D.P. -脱走兵追跡官-」のク・ギョファンが演じており、エリート軍人の葛藤を見事に表現する。さらに、『このろくでもない世界で』のホン・サビンや、「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」で人気急上昇中のソン・ガンが、ヒョンサンの人生に決定的な影響を与えるキーパーソン役として出演を果たしている。
本作の舞台は、軍事境界線を警備する北朝鮮の部隊にスポットが当てられる。まもなく兵役を終える軍曹ギュナム(イ・ジェフン)は、自由を求め韓国への脱走を計画していた。ついに脱北を決行しようとするも、部下の下級兵士ドンヒョク(ホン・サビン)に先を越されてしまう。そんなドンヒョクを必死に制止しようとしたギュナムだったが、運悪く警備兵に見つかり、2人は揃って逮捕されてしまう。だがギュナムの幼馴染で、保衛部少佐のヒョンサン(ク・ギョファン)の采配により、ドンヒョクを捕まえた英雄として祭り上げられてしまい、ギュナムは前線部隊からピョンヤンに異動されようとする。自由もない、夢もない、他人の決めた運命から一歩も抜け出せない人生に嫌気がさしたギュナムは、再び走り出すことを決意する。ヒョンサンの目を盗んで再び軍事境界線を目指して決死の脱出を試みるが、予期せぬ困難が立ちはだかる。脱走のタイムリミットは、たったの2日間。果たしてギュナムは、生き延びることが出来るのか!?
イ・ジェフンは、「北朝鮮の最前線舞台で、10年の満期除隊を控えた軍曹です。やりたいことをやれる場所へ、命懸けの脱走を図る」と、映画タイトル『脱走』の語源を明かした。続けて、「ギュナムの半生を、どうすれば実現できるのか悩みました。萎縮していく姿を見せるシーンだと思って…」と語ると、ギュナムが軍部から拷問を受けるシーンが流れてくる。鍛え抜かれた半裸状態のまま、傷口に向けて冷水がぶっかけられる様子が捉えられており、「体を使った甲斐がある!」と叫ぶイ・ジェフンの姿も確認出来る。主人公の奮闘を体現しようとする、まさしく“体当たり演技”が繰り広げられている事が一目で分かる。
さらに、イ・ジェフンの撮影舞台裏に密着。躊躇なく泥沼の中に突進する様子から、泥水を潜っているシーンも映している。思わず「耐えられないな」と呟くイ・ジェフンの後ろ姿が捉えられおり、想像を超えるキツイシーンに挑んでいた事が伺い知れる。「“限界を超えない”とここで捕まる。“観客も興味を失う”」という思いを振り返りながら、もう一度泥沼シーンに挑む場面が目に映る。しかし「もう一回やろうか。腹ぺこだろうけど、ごめんね。あと一回」と言い、撮影現場の雰囲気を和ませながら、より良いシーンを作りあげようとするイ・ジェフンの人柄の良さも感じることが出来る。
『脱走』は6月20日(金)より全国ロードショー