巨人がマルティネス獲得へ本格始動!争奪戦は巨人とDeNAの一騎打ちか!?
巨人がマルティネス獲得へ本格始動!
今シーズンで中日ドラゴンズとの3年契約を終えたライデル・マルティネスがプロ野球の各球団が来季も契約する権利を持つ保留選手名簿の名簿から外れ、自由契約となった。中日ドラゴンズを含む全12球団と交渉できるようになった。
43セーブで2度目のタイトルを獲得し、2021年から3年の複数年契約を結び、今季でひと区切りとなるライデル・マルティネスの動向を複数球団が注目しており、交渉解禁となる12月から争奪戦が勃発するとみられていた。
マルティネスは少なくともあと1シーズンは日本に留まる意思があるようだが、2017年からプレーした中日ドラゴンズではなく、他の選択肢を検討する可能性が高いとされている。
移籍先として有力視されているのが、DeNAベイスターズだ。今シーズンは26年ぶりに日本一を達成し、来シーズンはリーグ優勝から日本一と「完全無欠V」を達成させるべく、球団はオフの積極的補強をテーマとしており、球界最高峰の守護神であるマルティネスに熱視線を送っている。
DeNAベイスターズの救援防御率2.81でリーグ5位という結果に終わっており、日本シリーズは制覇したが、リーグ優勝できなかった要因の一つとして挙げられる。今季シーズンは58試合に登板し、2勝6敗29セーブ11ホールド、防御率2.41をマークした森原康平が守護神を務めたが、マルティネスを獲得できれば、森原康平を8回に回せ、勝利の方程式が完成するのだ。
マネーゲームになれば、最も有利になるソフトバンクホークスも、昨オフに抑えのロベルト・オスナと4年総額40億円という大型契約を結んだが、今季は39試合登板で0勝3敗24セーブ5ホールド、防御率3.76で、救援失敗するケースが目立ち、精彩を欠いており、守護神候補として獲得に前向きだったが、外国人枠の兼ね合いで既に撤退した。
リーグ優勝を果たすも、DeNAベイスターズに敗れ、日本シリーズ進出を逃した巨人は、守護神・大勢の負担を軽減させることで、盤石の救援陣の形成を目指すべくマルティネス獲得を画策している。
巨人の最重要課題は、海外FAを行使した菅野智之投手がメジャー移籍する見通しのため、先発陣の強化である。しかし、大山悠輔の獲得に失敗しており、石川柊太の獲得にも失敗した場合のことも考え、マルティネス獲得に際し、なりふり構わぬ姿勢を示しているようだ。
キューバ代表の一員として戦った「プレミア12」は1試合登板に止まり、1次リーグで敗退し、今シーズンの活動を終え、台湾から日本に戻ったマルティネスは12月から本格化する去就問題に言及し、他球団との交渉が解禁になってから、いろいろな条件を聞いて、進めていくことになると明かしていた。
マルティネスの移籍先としてセ・リーグ球団が有力となっており、DeNAベイスターズ、巨人の一騎打ちとなりそうな様相だが、来シーズン、どこの球団でプレーするのか注目が集まっている。