栄火災予防協会 「防火防災協会」に改称へ
区内の事業所などで構成される栄火災予防協会が23日、理事会・総会を開催し、組織の改称についての議案を賛成多数で可決。2026年度に「横浜市栄区防火防災協会」と変更することが決定した。
同協会は区内の事業所などが加入し、会員に対する防火防災知識の提供や、広報活動を行う団体。「横浜市火災予防研究会戸塚支部」を起源とし、1988年の栄区設置と共に「栄火災予防協会」として発足した。
当初は防火を主目的としていたが、火災数減少や社会ニーズに合わせ、活動は徐々に変化。現在は訓練用AEDを購入し会員事業所へ貸し出したり、防災イベントに協力したりするなど防災関連の活動も増えているという。そこで会員の要望もあり実態に即した名称へ変更することになった。
なお、他区でも名称に「防火防災」を取り入れる動きが進んでおり、2013年の神奈川区を皮切りに市内3区で変更。栄区は4例目となる。
また、「横浜市栄区」とした理由について、角田宏子会長は「『横浜に栄区という防火防災に力を入れいている地域がある』と区外、市外の人に知ってもらい、区の知名度向上にもつながればと考えた」と話している。