平塚RC 外国人に防災伝える 講習会に6人
平塚ロータリークラブ(平塚RC/三荒弘道会長)が5月17日、「外国籍市民のための防災セミナー」を初開催した。講師は、平塚市災害対策課の職員で、ベトナム、カンボジア、ネパール、タイ、ミャンマー出身の6人が受講した。
同課は、ふりがなをふった資料をもとに、平塚には津波、洪水、内水氾濫、土砂災害などの危険があること、災害が起きた時にどう対処すべきか、日頃から備えておくことを伝えた。
避難所やハザードマップを紹介された受講者らは「存在を知らなかった」と言い、ひらつか防災ガイドブックで家の近くの避難所を確認したり、ハザードマップの使い方を教わったりした。
災害などの情報を配信する「ほっとメールひらつか」が、英語とやさしい日本語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語に対応していることも紹介された。
市内で働くミャンマー人のヤンナインソーさん(41)は、「勉強になった。これから防災の準備を進めたい」と感想を話し、三荒会長は「手応えを感じた。こうした事業は今後さらに実施していく予定」と話した。