やわやわうどんばっかり食ってる場合じゃねえ! 資さんうどんの「焼きうどん」がビビるほど絶品
今年3月、資さんうどんが満を持して東京1号店を出店した。『資さんうどん』は福岡県発祥のローカルうどんチェーン店で、俗にいう“やわやわうどん”で知られるお店である。だがしかし……。
実は資さんうどんの「焼きうどん」がめちゃめちゃウマいことはあまり知られていないハズ。というか、私もこの前知ったばかりなのだが、やわやわうどんがダメな人でも「焼きうどん」はズバッとハマるかもしれない。
・全国区へ
ここ数年、たびたびネット上で話題になる『資さんうどん』だが、少なくとも1年前まではあくまで福岡県のローカルチェーン店であった。ちなみに『資さん』の読み方は「しさん」ではなく「すけさん」が正解だ。
その『資さんうどん』が一躍全国区のうどん店になりつつあるのは、昨年10月に「すかいらーくホールディングス」の完全子会社化になったから。以来、12月には千葉県八千代市に関東1号店が、今年3月には両国に東京1号店を出店している。
・焼きうどん?
さて、私は両国店が比較的近いため何度か『資さんうどん』に訪れているのだが、特に週末の日中は人の量がエゲツない。両国店だけを見る限り、東京進出は大成功なのではないだろうか?
で、つい先日も『資さんうどん』に足を運んできたのだが、よくよくメニューを見ると「焼きうどん」を発見。これまで「資さんうどんではごぼ天以外許されない」と思っていたが、そうか資さんうどんには焼きうどんもあるのか……。
ちなみに後日、福岡県に在住歴がある砂子間記者に聞いてみたところ「焼きうどんは北九州が発祥みたいですね」とのこと。HPを確認してみたところ、資さんうどんの焼きうどんのメニューにも「北九州発祥」の文字が刻まれていた。
・やわやわうどんだけではない
資さん歴の浅い私は「資さんうどんはやわやわうどんを食べに行く店」とばかり思っていたが、どうやら資さんうどんにはまだまだ引き出しがある様子。というわけで、資さんうどんの焼きうどんを食べてみることにした。
なお、注文したのはカツがのった「カツのせ焼きうどん 小ライスセット」で価格は1310円。もっともシンプルな焼きうどんは1人前840円となっている。
・!?
で、到着した焼きうどんは熱々の鉄板で提供されるスタイルで、ジュージューいっちゃって美味しそう! さっそく食べてみると……お!? メッチャうまいんですけどォォォオオオオ!!
特筆すべきはうどんの食感で、資さんうどんならではの“やわもち”が焼きうどんと超マッチしてる! やわだけではなくムチっとした食感は、もしかしたら通常のうどんより焼きうどん向きなのかもしれない。
さらに「ソースの濃さで攻める系」で無かったことも好印象。パンチはありつつも優しさを感じる味付けで、野菜や肉の美味しさを引き出していた。シンプルに「焼きうどん」としての完成度が非常に高い。
またカツも熱々のサクサクで食べ応えも十分。結果的に「資さんうどんに来たら2回に1回は焼きうどんでいいかも」と思うくらいには焼きうどんはウマかった。いや、特に麺がマジで合ってるんだよ。
もちろん「はじめての資さん」の場合はごぼ天うどんなどを召し上がるべきだろう。ただ2回目以降ならば、焼きうどんも大ありだと確信している。資さんうどん……まだ私はその全容を理解していないようだ。
参考リンク:資さんうどん
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.