アントマン、サノスの「穴」戦法はドクター・ドゥームに通用するか? ─ マジ回答のポール・ラッドにジェナ・オルテガも困惑
まさか2025年になってまたこの話をするとは思わなかったよね。対サノスのケツ穴戦法理論。
ケツ穴戦法理論の講義を逃した不運な諸君に改めて説明すると、これは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)後にマーベル・ファンの中で語られていた打倒サノス戦法のことだ。サノスが『インフィニティ・ウォー』で圧倒的な強さを見せてアベンジャーズを打ち負かし、世界中のファンが絶望していた頃、とある戦術が唱えられるようになった。それは、“アントマンが小さくなってサノスのケツの穴に入り、体内で再び巨大化すれば、サノスを内側から爆発させられるんじゃね?”というバカ理論である。
以降、この禁じ手は度々話題となる。あまりにもバカグロすぎるので、その後ド畜生ヒーロードラマされたほどである。、同じ技でを倒せるのではないかとの期待も語られた。アントマン役のポール・ラッドはなぜかこの説のことになると毎回マジメに答えており、「カーンはかなりタフですから。彼の全てのパーツがタフだと思うべき」と回答。つまりカーンはマルチバースを開くことができるが、我々はカーンの肛門括約筋を開くことができないのである。
その後(MCU)には舞台裏での激動が生じ、MCUの次期ラスボスはロバート・ダウニー・Jr.によるドクター・ドゥームに交代に。とあれば、再びラッドにケツ穴戦法を尋ね直すタイミングである。
米に「あの技でアントマンはドクター・ドゥームを倒せると思う?」と尋ねられると、ホラ来たぞと言わんばかりにラッドは「素晴らしい質問でございます」とマジ回答。「僕もよく考えるんです。そのやり方で、彼は本当にサノスを倒せたのだろうか?とね。だって、ホラ当時、彼はスペース・ストーンを持っていたはず……ですよね?」と持論を展開。どうです鋭い意見でしょう?みたいな感じのドヤ顔だ。
スペース・ストーンは空間を自在に操ることができるストーン。たとえアントマンが体内に侵入しても、ストーンの力を使って取り出してしまうのではないか……。55歳のラッドは頭の中でここまでの考察を進めていたわけである。これだから彼は歳を取らない。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で配信中 © 2025 Marvel
この話題が飛び出したのは、ラッドの主演最新作『Death Of A Unicorn(原題)』インタビューで、隣にいるのは共演の「ウェンズデー」ジェナ・オルテガだ。やたらアカデミック風に語るラッドの隣で、22歳のオルテガはキョトン顔で待機している。
これに気付いたラッドは「何の話かわかるかい?」と、(しなくてもいい)説明を開始。「とある説があるんだよね。サノスの中にアントマンが入って……、サノスというか、サヌスだね。中を進んで、巨大化する。サノスの中を進むんだよね」。
オルテガは“何言っているのこの人”みたいな表情を浮かべつつ、「彼はもともと大きいよね?」と対応。「アントマンが?サノスが?」とラッドが確認すると、「紫のやつ」とオルテガ。「サノスね。僕が小さくなって、そして……」。
するとオルテガは「あぁ!だからアントマンなんだ!」と納得。どうやらオルテガ、アントマンが蟻のサイズまで小さくなれるということを知らなかったようだ。このインタビューではいまだにケツ穴戦法をクソ真面目に語るラッドに対し、オルテガが困惑の様子を見せて終わっている。
ちなみにサノス役のジョシュ・ブローリンは当時、たとえアントマンが体内に侵入しても、イッパツ気張って脱蟻してやるわいと言わんばかりのマッドタイタン全力おトイレ踏ん張りチャレンジ動画を公開して説に対抗している。
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なお、新たなケツ穴理論の対象者(被害者)となるドクター・ドゥーム役ロバート・ダウニー・Jr.といえば、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』での空港戦、そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』での過去のニューヨーク場面で2度にわたってアントマンによるスーツやリアクターへの侵入を許している。この経験を踏まえ、ドクター・ドゥーム役ではアリ対策も万全なはずだ(?)