安全運転には物理法則の理解も必要…運転時の慣性力や摩擦力はどうはたらく?【1回で受かる! 普通免許 ルール総まとめ&問題集】
慣性力、摩擦力、遠心力、衝撃力
慣性力
車が動き続けようとする力が慣性力。走行中の車は、ギアをニュートラルに入れても走り続けようとする。
摩擦力
タイヤと路面との間に働く力が摩擦力。濡れたアスファルト路面を走行するときは、摩擦抵抗が小さくなるので、乾いた路面のときに比べて停止距離が長くなる。
遠心力
車がカーブを曲がろうとするときに、カーブの外側に飛び出そうとする力。速度の二乗に比例して大きくなる。また、カーブの半径が小さくなる(急になる)ほど大きくなる。
衝撃力
車が衝突したときに生じる力。速度と重量に応じて大きくなり、硬い物に瞬間的にぶつかるほど大きくなる。
試験にはこう出る!
No.1 車がカーブを曲がるときに生じる遠心力は、速度の二乗に比例して大きくな
り、またカーブの半径が大きくなるほど大きく作用する。
答え:✕ → 速度の二乗に比例しますが、カーブの半径は小さくなるほど大きくなります。
No.2 車が衝突したときにかかる衝撃力は、硬い物に短時間でぶつかるほど大き
く作用する。
答え:◯ → 衝撃力はそのほか、速度と重量に応じて大きくなります。
出典:『1回で受かる! 普通免許 ルール総まとめ&問題集 「ポイント学習+実戦テスト」で実力が身に付く!』長 信一 著