興収14億円突破の大ヒット!『爆弾』初の入場者特典は、全5種中3種がスズキタゴサク!?ポストカード配布決定
日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい!2023年版」(宝島社)、「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得したベストセラー小説「爆弾」が、映像化。映画『爆弾』が現在大ヒット上映中だ。
11月17日(月)、本作の大ヒットを記念して、主演の山田裕貴と佐藤二朗が登壇する「大ヒット爆発中!御礼舞台挨拶」が開催された。
謎の中年男“スズキタゴサク”とは何者か!?
物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、この後一時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった…彼は、いったい何者なのか!?そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは!?爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、まさに極上のミステリーと超ド級のアクションが織り成す究極のエンターテイメント。
キャストには、主演の山田裕貴を始め、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、佐藤二朗ら日本を代表する演技派が集結。『帝一の國』『キャラクター』の永井聡が監督を務める。
10月31日(金)より公開された本作は、全国360劇場、383スクリーンで上映され、公開4日間(10月31日~11月3日)で動員37万9013人、興行収入5億2045万円を突破。動員・興行収入ともに実写映画で初登場第1位を獲得し、大ヒットスタートを切った。公開3週目もその勢いは止まらず、興行収入ランキングでは3週連続で実写映画No.1をキープするなど快進撃を続けており、11月16日(日)までで動員1,011,692人、興行収入1,424,530,880円を突破した。
主演にして、警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事・類家を演じた山田裕貴は、「先週の金曜から3週目に突入して、またこうして舞台挨拶をできるということは、映画にとって、この映画を作ったここにいないすべての『爆弾』チームの人たちにとって一番喜ばしいことだと思うので、めちゃくちゃ嬉しいです。今日はありがとうございます。よろしくお願いいたします」と挨拶し、刑事たちを翻弄する謎の中年男・スズキタゴサクを演じた佐藤二朗は、「毎日もう10年くらい連絡を取っていなかった人からや、本当にすごい熱量の感想のメールが来て。今日幼馴染の中島というやつから連絡があって、『爆弾』を観たのかと思ったら全然違う用件でびっくりしました(笑) それがびっくりするくらい毎日しかも長文の感想が来て、初めてですよ。『爆弾』チームにとっても、今年日本映画が元気ですごく嬉しい。その一言です」と驚くほどの反響ぶりを語った。
公開初週からの大ヒットを記念して、先週11月8日(土)に大阪、11月9日(日)には故郷・名古屋で大ヒット御礼舞台挨拶を行った山田。それぞれの地での反響について「公開前から何度も言わせてもらっていたんですけど、この作品は『面白い』『“爆弾”見てないの?やばかったよ』と自然と広がっていくだろうなと予言していたのがもう当たりましたね」と話し、佐藤が「あれ予言だったの?」と尋ねると、山田は「霊感がちょっと働いちゃって」とスズキの印象的なセリフに掛けて会場を笑いに誘った。
さらに山田は「ばあちゃんが数十年ぶりに映画館に観に来てくれて、『めっちゃ面白かった。取調室のシーンが本当によかった」と言っていました』と家族からの嬉しいエピソードを明かし、特に大盛況だったという名古屋での舞台挨拶について「名古屋の人たちがいい意味でおかしくて(笑)ヘルシンキくらいみんなテンションが上がっていてびっくりしました」と地元・名古屋での盛り上がりぶりを佐藤に伝えると、本拠地が名古屋の本編でスズキが被っている中日ドラゴンズの帽子の話題へ。佐藤は「球団が許可を出してくださって、新規で(帽子)を作ってくれたんです。汚しをかけたりボロボロにしたりは作品の美術部の方でしたんですけど。『爆弾』という映画で、しかも狂気の役である僕が被るので、許可が出るかな?と思っていたら、許可してくださってありがたかったですね」と、物語の重要なアイテムであるスズキの帽子にまつわる裏話も飛び出した。
SNSでは著名人の間でもその怪演っぷりが話題沸騰している佐藤は、周りからの反応について「永井監督もエゴサしながら晩酌するのが楽しみになっているとおっしゃっていて、伊藤沙莉も毎日エゴサして感想を読んでいると言っていました。SNSでいろんな考察やネットニュースでも毎日のように(この作品に関する)新しいニュースが上がっていて、本当に多くの人がこの作品を育てようとしてくれているなということを感じています」とキャスト・スタッフ一同喜びを噛み締めていると語った。
そして、11月16日(日)時点で、ついに観客動員数が100万人、興行収入は14億円を突破したことが発表された。今の気持ちを聞かれると、佐藤は、「公開17日目でものすごいスピードと聞いています。日本映画にとって豊かな年になるのでは」とトップスピードに驚きを見せ、山田は、「『国宝』まであと1100万人ということですね。映画館にたくさんの人が来てくれるというのは、どの作品でも嬉しいことですが、この作品は本当に可能性を感じられるので、もっと広がっていくと見ています。ようやく(この作品を)観た人たちから爆弾が仕掛けられていると思うのでここからだと思います。これも予言です」と笑いを交えながら、作品に自信を見せた。
そんな社会現象ともいえるヒットを見せている本作について、改めて山田は、「本当に二朗さんのタゴサクを目の前にして、こんなに素晴らしい俳優さんとやり合えるあの世界に入り込めたことは、僕の俳優人生にとっていい刺激、いい経験、いい学びをもらいました。みなさん生きていく上で怒ったり悲しんだりする日が来ると思うんですけど、類家とタゴサクの違いって、きっとそこで踏みとどまれるか踏みとどまれないか。もしこんなことが起こったと想像したときに、もしかしたらそんなに平和ではないのかもしれないということも含めていろんな見方ができるので、みなさんが何回も来てくださっているということは、ものすごく楽しんでくれているんだろうなというのを感じています」と作品への熱い思いを語り、佐藤は、「僕はこの映画は可能性があると思うので、まだ途上にあると思っていて。なのでまだ答えを出すのは後にしたいのですが。2回目の人があんなに(会場の半数くらい)いて、3回目の人も結構いて。もちろん1人で観に行くのもいいんですが、終わった後誰かと話したくなるだろうなと。一人で抱えるには大変な映画なので、僕個人としては、大事な人と一緒に行ってほしいですね」と改めて見どころに触れた。
11月21日(金)より、本作初の入場者特典の配布が新たに決定した。今回配布するのは、解禁時から「このビジュアルのムビチケもほしい!」などとSNSで大反響があった、山田演じる類家、伊藤沙莉演じる沼袋交番勤務の巡査・倖田、佐藤演じるスズキが描かれたポストカード全5種。スクリーンにビジュアルが映し出され、そのうち3種がスズキのビジュアルとわかると、佐藤が思わずツッコミ&会場は大爆笑。山田が、「(スズキが出たら)当たりですよね?やっぱりこの映画はタゴサクの映画と言っても過言ではないですから」と会場に呼びかけ拍手が巻き起こるも、佐藤は、「そもそもこの作品にポストカードは違うよね?もし俺がこの3枚が出たらハズレだと思うね。山田裕貴ファンの方は類家が出るまで観に来てくださいね」と総ツッコミしながら会場を笑いに包み、この日一番の笑いを巻き起こした。
そして話題は、大集結した豪華キャスト陣一人ひとりへの賞賛が止まらない中、一際大喝采を浴びている、山田と佐藤が魅せる取調室での対峙シーンへ。本作で初共演を果たした二人だが、改めて本作での共演について問われると、山田は、「僕が主演となっていますけど、この映画の主人公はタゴサクなんですよ。プロデューサーが(原作者の)呉先生とお話ししたときに、最後に希望を持てるように終わって欲しいというお話があったそうで。観ていただいた方はわかると思うのですが、(類家とタゴサクは)似たもの同士なんです。二朗さんとのセッションの中で、やりたくなっちゃったこともたくさんあったんですよね。取調室のあるシーンで、二朗さんが『あ、ムカつくな』とふと言ってくださったことがあって、僕は唯一タゴサクに腹を立たせないといけない役で、二朗さんがそれを行動で示してくださったので、それがものすごい嬉しかったです。二朗さんのタゴサクがいなかったら、この類家ができなかったんだなと思います」と、佐藤との思い出深い撮影のエピソードも語った。
佐藤は、「永井監督と裕貴と3人で飲んだんですが、監督は早々にタクシーで帰って、僕は寝て、一番若い裕貴がしっかりしていたので、また飲みましょうよということだけです」と照れながらも互いを褒め称え、さらに佐藤が「“抑制のきいた演技”は当たり前のようで難しい。ただ抑えるだけでなく、内に熱を宿していて。この作品の場合、罪のない人たちを1人も死なせてはいけないという悲壮なまでの覚悟の熱というか。原作の凄みを知っている俳優部1人ひとりがヒットに導いたんだと思っているので、その1人ひとりに敬意を表したいなと思います」とキャスト陣全員へのリスペクトを示した。
会場の観客たちにさらなるサプライズが。なんと会場の1座席に“爆弾”(を模したフィギュア)が仕掛けられており、会場全体が“爆弾”探しにざわつく中、爆弾級の運を持った観客がステージ上に登壇。突然のサプライズに震えながらも、「(今日映画を観たのは)2回目で、1回目は類家とタゴサクのやりとりに翻弄されたんですけど、2回目は清宮さんがすごく切なくて。タゴサクに最初に会ったときはにこやかだったのに、最後の最後の表情にとても切なくなりました」としっかり感想を伝えた観客に2人も称えた。山田が「爆弾を見つけてくださってありがとうございます」と笑いを交えつつ、佐藤は「素敵な感想をありがとうございました」と直接感謝とオリジナルグッズのプレゼントが贈られ、会場は大歓喜に包まれた。
舞台挨拶の最後には、主演の山田と佐藤から観客へメッセージが贈られた。山田は、「まずはこうして劇場に観に来てくださって本当にありがとうございます。(この作品は)まだまだ広がると思っています。これはまた僕のこういう言葉を聞いていないところで「『爆弾』観た?まだ観てないよやばいよ?」と広がっているような気がしています。ようやく種が芽を出し始めたくらいなんじゃないかなと本気で思っています。なのでみなさん、どうか『爆弾』を爆発させてあげてください。それ以上のことはみなさんが観て受け取ってくださっていると思います。自分もこれだけ面白い作品に携われることは中々ないことだと思うので、いつまでも『爆弾』が見つからないままずっとずっと公開し続けてほしいなと思っています」と熱い思いを語った。
続いて佐藤は、「2人で宣伝活動をする中で裕貴が本当に言っていたんですが、この作品は学校や職場で「観た?」「まだ観てないの、やばいよ?」という会話が自然発生的に広がってほしいという願望があったんですけど、本当にそうなっているのが嬉しくて。この年になったからだからかわかりませんが、この1年日本映画全体が盛り上がっていることがやっぱり本当に嬉しくて、ありがとうございましたと言いたいです。『爆弾』をみなさんの手で育てていただけたらなと思います」と力強く呼びかけ、二人のその真摯な言葉に会場からは拍手喝采。キャストとスタッフが全身全霊で挑んだ『爆弾』への深い愛と誇りが会場を包み込み、熱狂のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。
『爆弾』は大ヒット上映中