草間彌生からビートたけしまで、約80名が描く“今”の浮世絵 ― 東京国立博物館「浮世絵現代」
東京国立博物館 表慶館「浮世絵現代」
伝統木版画の技と現代の表現が融合した展覧会が、東京で開催される。
日本の浮世絵は、江戸時代に花開いた独自の木版画文化で、「浮世」という言葉が「当世風の」を意味するように、浮世絵は時代や社会の空気を色鮮やかに映し出すメディアであった。
写楽、歌麿、北斎といった巨匠たちが残した作品は、高度な技術を支える職人たちの手によって現代まで受け継がれている。
展覧会では、アダチ版画研究所の彫師・摺師と共に、現代のアーティスト、デザイナー、クリエーター、約80名が制作した新たな浮世絵を紹介。
展示構成は全5章で、水木しげる、楳図かずお、安野モヨコらによる「漫画往還」、粟津潔、浅葉克己らによる「北斎賛歌」、田中一光、和田誠、黒川紀章らの「模索と実験」、加藤泉、草間彌生、李禹煥らの「現代の絵師たち」、そして福田美蘭、ビートたけしらが参加する「継承と発展」の構成となる。展覧会は写真撮影も可能(動画撮影は不可)。
「浮世絵現代」は東京国立博物館 表慶館で、2025年4月22日(火)~6月15日(日)に開催。観覧料は一般 1,400円など。事前予約は不要。
東京国立博物館 表慶館「浮世絵現代」
東京国立博物館 表慶館「浮世絵現代」
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