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80近く人生はこれから 3つの顔を持つ外間さん

タウンニュース

「愛のとびら」を歌う外間さん

区内在住の外間愛子さんはもうすぐ80歳。相模大野の歌声喫茶「花遊」の経営や訪問介護員、更には歌手としての顔を持つ。その活力は若い頃からの経験にあるという。

中学卒業後、働きながら定時制高校・大学に通った。大学では書道の教員免許を取得。その後、結婚・子育てをする中で県立高校の採用試験に挑戦。39歳で合格し、70歳まで教壇に立った。「どちらも大変だったけれど、自分で道を切り拓きたい思いがあった。その時のエネルギーが今でも活きている」と話す。

「歌える介護士になりたい」と昨年11月から訪問介護員として現在は週3日、95歳の女性の家に通っている。「花遊」の仕事の合間を縫いながら、約1年かけて「介護職員初任者研修修了」の資格を取得。試験前は寝ずに勉強に励んだことも。「今までの経験があったからこそ、介護の試験も乗り越えられると思った」と笑顔を見せる。

歌手として昨年3月にCDデビュー。13年前に亡くなった夫が書いた詩に感化された作詞家・たきのえいじ氏による楽曲提供だ。「まさか歌手になるとは思わなかったが、自分がいなくなっても曲が残るのが良いと思った」という。

もうすぐ80歳になるが、「介護施設を作り、そこで書道と歌を教えていきたい」と、これからを走り続ける。

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