天下一品の「あっさり天津飯」を2日連続で食べることになった理由
5.16(ゴーテンイチロク)天一ショックといえば、天下一品(以下、天一)のファンであればピンと来るであろう。あの天一が首都圏店舗を大量に閉店予定であると報じられ、SNSで話題になったのである。
高校生の頃から天一に通っていた私もショックを受け、ここ最近は別れを惜しむかのように天一に通いまくっている。
身の程知らずなことを言うと「天一を救いたい」的な気持ちがあるのだが、それより何より忖度なくお伝えするのが使命……だからこそ「あっさり系天津飯」を紹介するのは気が重かった。
・あっさり系天津飯とは
こってりといえば天一、天一といえばこってりであるが、実は「あっさり」の領域にも足を踏み入れていることをご存知だろうか。
なんならここ最近はあっさり系の商品が多く、以前の記事でも紹介した「塩ラーメン」はあっさり系の代表格と言っていいかもしれない。
そして2025年6月9日からは「あっさり天津飯」が全国販売開始となる。それに先駆けて一部店舗で先行販売が始まっているので、味わってみることに。
・価格は普通?
私が訪れた店舗では、あっさり系天津飯が単品570円で、ラーメンとのセットが1260円。天一は店舗によって価格が異なるので一概には言えないが、値段的には普通だろうか?
ちなみに、天一といえば値上げするたびにSNSで「高くなったな〜」といった感じで話題になる。実際に私自身も久しぶりに行ったときには値段に驚いたが、天津飯に関しては中華チェーン店の中で平均的、なんなら安いといっていいかもしれない。
どこかホッとしたところで、こってりラーメンとあっさり天津飯のセットを注文。実際に出てきた天津飯がこちらである。
よくよく見ると美味しそうなのだが、初めて見た私の感想を素直に書くと「思ったより小さい」だった。餃子の王将でいうと、ジャストサイズメニューの天津飯よりちょい大きいくらいか。
ただ味は「さすが天一」といったところで、適度に効いた生姜が全体をうまくまとめている。あっさり系でありながら物足りないことはなく、王将などの中華料理チェーンと対抗できるレベルの完成度……という印象だったので、サイズだけがちょっと残念だった。
いや、待て!
もしかして……今回天津飯が小さく感じたのはラーメンとセットで注文したからだろうか? 単品で頼んだら標準サイズかもしれない。そうであってくれ……!!
と願いながら、翌日再び天一に突撃。期待を込めながら「あっさり天津飯」の単品を注文すると……
そんなに変わらないのでは? というサイズ感。前日と多少差があるような気がしないでもないが、「小さ目ですね」という印象は変わらなかった。
まぁもちろん、同じ商品でも店舗や注文タイミングによって多少差はあるだろうし、そもそも2日連続で行ったのはそれだけ美味かったからなのだが。
・餃子の王将にも
なお、2日目の帰りに “餃子の王将” へ寄り、天津飯のジャストサイズメニューを注文してみたが、やはり予想通り。
天一のあっさり天津飯(単品)は “餃子の王将” の天津飯(ジャストサイズメニュー:関東エリア価格398円)よりやや大きいくらいだった。
・こってりと合わせるのがオススメ
というわけでまとめると、天一のあっさり天津飯は文句なしに美味いが、人によってはサイズ感がちょっと物足りなく感じるかも……といったところだ。よって、あくまでラーメンのサポート的な活用がいいかもしれない。特にこってりラーメンと合わせると、どちらも味が際立つ気がする。
──ここまで読んで、「早く食べたい!」となった人は以下に記載している先行販売店舗へどうぞ。ご自宅の最寄りに先行販売店舗がない方は6月9日までお待ちを!
【あっさり天津飯 先行販売店舗】
埼玉県:三郷店
東京都:高円寺店、中野店
滋賀県:御殿浜店、唐崎店、膳所店、堅田店、豊郷店
京都府:五条桂店Reboot、1号線下鳥羽店、久御山店
参考リンク:天下一品
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.