「爆丸」ハリウッド映画化が始動、『ランペイジ 巨獣大乱闘』監督が就任
世界的人気を誇るオモチャ&カードゲーム「爆丸」が、ハリウッドで実写映画化されることがわかった。米が報じている。
日本のセガトイズとカナダのスピンマスターが共同開発した「爆丸」は、球体の爆丸をカード上にシュートし、球体を瞬間変形させて戦うコンセプト。翌2008年からはテレビアニメ「爆丸 バトルブローラーズ」が放送開始され、2023年配信のウェブアニメ「爆丸レジェンズ」まで300話近くが制作された。オモチャは世界100ヶ国で販売され、フランチャイズ全体では10億ドル以上の売上となっている。
ハリウッド映画版『爆丸』では、監督・脚本にブラッド・ペイトンが就任。ドウェイン・ジョンソン主演『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)『カリフォルニア・ダウン』(2015)をはじめ、ジェニファー・ロペス&シム・リウ主演の映画『アトラス』(2024)など、大スケールのアクション映画を手がけてきたフィルムメイカーだ。
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企画の発表にあたり、ペイトン監督は「『爆丸』の映画化企画がまとまり、初めて大スクリーンに登場させられること、世界にアピールできるヒット・フランチャイズを築けることに興奮しています。ユニークで壮大な世界を正しく扱い、必見のイベント映画を作り上げられると確信しています」との声明を発表した。
また、スピンマスター・エンターテインメントのジェニファー・ドッジ会長は、「『爆丸』は魅力的なキャラクターと激しいバトルを強みに、世代を問わず熱狂的なファンを持つ世界的フランチャイズです。その最初の世代が大人になった今、ブラッドのような熟練の映画人とともに『爆丸』を実写で再創造できること、またフランチャイズを拡大しながら世界中の新しい観客に紹介できることを楽しみにしています」とコメントしている。
ペイトン監督はプロデューサーも兼任。また、共同脚本は新鋭リンゼイ・ハーバートが担当する。
「爆丸」のハリウッド映画化は、テレビアニメ版が始動した2008年にも企画が存在し、のちに『ベスト・キッド』(2010)を手がけるハラルド・ズワルト監督が起用されたものの頓挫していた。ペイトン監督によってド派手な映画化になるとみられる今回、果たしてどのような形で結実するか。
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