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村田川ルアーシーバス釣行で51cm本命好捕【千葉】ボイルあってもヒットしない状況に苦戦

TSURINEWS

デイゲームで51cm(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

桜舞い散る4月。先日まで夏日を記録した関東も、4月の始まりは真冬並みの寒さとなった。シーバスも本来ならば産卵から戻った個体が数釣れる季節だが、いまいちな状態が続いている。それでも季節は春本番、数と型の両方を狙ってみたくなる。そんなわけで、今年すでに何回も釣りに来てきいるおなじみの村田川で、デイとナイトの両方でシーバスフィッシングを楽しんだ。

デイゲームでいきなり51cm

4/2日(中潮)季節外れの寒さと連日の冷たい雨。桜も満開直前で足踏みが続く千葉県村田川。この雨と強い濁りは、釣りにとってはプラスに働くことが多い。この日も午前中まで雨が降っていて、期待が持てそうだ。

国道の橋脚下(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

まだ明るい午後から釣りをスタートするが、いつもの中流域は潮が引きて過ぎて釣りにならない。そこで、少し下って国道下の橋脚の下へ入ることにした。ここなら水深があるので、暗くなるまでここで粘るつもりだ。

濁りが強かった(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

水色は透明度ゼロの茶色だが、ベイト(ハク)が水面でザワザワしていて、ときおり大きな捕食音まで聞こえる。早い流れもあって、これは思っていた以上に状態は良い。バイブレーション(5g)を流れに乗せて引いてくる。暗い部分を重点的に狙うが、シーバスからのアタリはない。そして突然足元で大きめのボイルが始まり、チャンス到来。

バイブレーションが活躍(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

目立つようにリフトアンドフォールで狙うと、フォールでガツン!と食ってきた。どうせいつもの40cmくらいだろうと思っていたが、かなり引くし重い。水面に上げるとそれなりの大きさだったので、抜き上げるのを諦めてネットイン。計測すると、51cmであった。その後もボイルが連発したが、全く反応しなくなったのでナイトゲームに突入した。

ナイトゲームは不調

そしてついに暗くなり、潮が満ちていい感じになってきた。このままこの場所で粘ろうかとも思ったが、いつもの中流域へ移動をした。すでにベイトが岸際に大量にいて、かなりのボイルが発生している。

色々試したが……(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

引き続きバイブレーションのリフトアンドフォールで釣っていくが、何度投げても反応がない。沖から橋脚周り、明暗と投げてもダメだ。ルアーをシンキングペンシルやフローティングミノーに変えてみるが、やはり同じだ。ボイルは連発しているので、シーバスの活性は高いと思い、ここで思いきって移動をした。

夜は全くダメ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

近くに学校やマンションがある大きめの橋脚下へ入るが、やはり同じように岸際でボイルが発生している。ここでも様々なルアーや釣り方を試したが、やはり食わない。流れも濁りもベイトもあり、おまけにボイルさえあるのになぜ釣れないのか不思議だ。そうこうしているうちに、あれだけあったボイルがピタリとなくなり、釣りを終了とした。

ベイト多し、どう釣るか

さて、本日の釣行は、春のマイクロベイトパターンの難しさを思い知った結果になったが、デイゲームで釣れたのは良かった。この時期のベイトは主にハク、ボラの幼魚で1cm程度だ。これが川の中に無数にいて大きな群れで移動している。この小さい魚体にルアーのサイズを合わせるのは無理に近い。なので、レンジ(シーバスが捕食している層)を合わせるのがセオリーだ。主に水面付近になるが、例え水面を狙ってもこの日の釣行のようにまるで反応しないことは普通だ。

満開が近い(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

このように、春のマイクロベイトは釣るのが難しい。タイミングとレンジが合えばデイゲームでも釣れるが、「どうやって釣るか」がポイントだ。しかし、一度攻略法をみつければ、数と型の両方を狙える。これから徐々に暖かくなるが、桜が完全に散る前にこの難しい釣りに挑戦してみてはどうだろうか。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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