「ごたまぜアート展」でW受賞した障がい者アーティスト・渡部寛人さん(市川市在住)
特徴を捉えたユニークな似顔絵が人気の渡部さん。
イベントでは2日間で約250人描いたこともあるそうです。
来場者の笑顔あふれる人気の似顔絵
2019年、高校卒業後に頼まれて描いた絵が千葉県特別支援教育振興大会のメインフラッグに。
その後、教師からの勧めで市川市立須和田の丘支援学校で行われているアート活動の場「あそ美」に通い、他の仕事をしながら創作を続けています。
今年2月に行われた「ごたまぜアート展」では「オーディエンス賞」(一般投票により選出)と「ごたまぜ賞」(審査員選出)とのW受賞。
「緊張したけど、楽しかった」と授賞式について語ります。
渡部さん自身と絵の魅力について
東京工芸大学教授で障がい者と社会とをつなぐ活動を行っている福島治さんは「あいさつや笑顔など人柄が素晴らしい。どの絵もオリジナリティーにあふれ、表情に癒やされる。ご家族が温かく見守っていることが人柄やアートにも表れている」と話します。
「プロの仕事として似顔絵をお願いしている。皆さんを笑顔にする、彼にしかできないこと」
6月以降、木更津の商業施設でミニ個展を開催予定。
今後の活動も要チェックです。
渡部寛人さんと ご家族に聞きました
―何の絵を描くのが好き?
動物と似顔絵。乗り物。
―絵を描くことの他に好きなことは?
アニメ、昼寝、食べること。料理(お弁当、みそ汁、カレー、ハンバーグ)
―ごたまぜアート展で受賞した絵について教えてください
タイトルは「合体!ごちゃまぜ動物」。
真ん中の十二支が混ざった動物から始まり、どんどん広がっていきました。
iPadで描いてます。3、4日くらいかかりました。真ん中の動物が一番のお気に入り。
―絵の発想はどこから?
アニメや動物。何も見ないで描けます。昔は毎週のように動物園に行っていました。サファリパークではバスの中から目当ての動物が見つけられず、もう一度乗ることになり、家族みんなで必死になって探したことも(笑)。(お母さん談)
―渡部さんの絵に興味を持たれた方へ
絵を見て笑顔になってくだされば本人も家族も意欲につながると思います。温かい目で見ていただけるとうれしいです。(お姉さん談)
渡部寛人さん似顔絵 行徳朝イチ
日時/4月26日(土)午前8時~正午
場所/行徳駅改札出てすぐの広場
料金/500円
Instagram/@hirokichikun01