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めまいも老化が原因で起きることがあるの?体のバランスと老化の関係性とは【図解 老化の話】

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めまいも老化が原因で起きることがあるの?体のバランスと老化の関係性とは【図解 老化の話】

めまいと老化の関係性とは

地震でもないのに「グルグル回る」「フラフラする」「グラグラする」・・・・・・
こんな症状を「めまい」と呼びます。

では、体のバランスを取るには、どこの器官が働いているのでしょうか(下図)。
私たちのバランスは、感覚器としての眼、耳、筋肉や腱などからの情報が脳に送られて分析され、脳からの指令を全身の筋肉が反応して保たれています

眼(視覚)は体のバランスにとって非常に重要で、「眼をつぶって歩く」「真っ暗闇を歩く」などを試してみると、おそらくフラフラするように感じるでしょう。眼の老化により、“水晶体”(レンズ)が曇り、“網膜”(視覚のセンサー)にも変化が起こります。こうなるとモノがはっきり見えなかったり、歪んで見えたり、見える範囲が狭くなったりします。

耳の中の“前庭器”(前庭覚)は、頭の位置や動きに対するセンサーで、体のバランスを取ったり視野の安定のための重要な器官です。遊びなどで体をグルグル回転させると目が回りますね。それは、前庭器が刺激されて起こるわけです。前庭器の老化により、“感覚細胞”(バランスのセンサー)の数が減ったり、“耳石”(耳の中にある砂のようなもの)が変化します。といっても、悪くなるのは75~80歳ごろからです。

“筋肉”や“腱”(深部知覚)は、四肢や体の位置、その状態のセンサーです。たとえば、目をつぶって両脚で立ち、左右に体を傾けてもどちらの脚に重みがかかっているかがわかりますね。ところが、老化によって深部知覚が低下すると、「立つ」「歩く」などの動きをしたときに脚や体からの情報が減って、バランスが悪くなるのです。柔らかいベッドの上では歩きにくくなることを想像してください。

全身、特に脚や体の筋肉はバランスを保つのに重要ですが、40代に入ると筋肉量も筋力自体も低下しはじめます。眼や耳の働きが正常でも、脚に力が入らなければスムーズに立ったままでいたり、歩いたりするのはむずかしいでしょう。めまいにさいなまれはじめると、外出したり人に会うのを避けるようになりがちです。でも、体を動かさずにいると、筋力が低下するのはもちろん、体のバランスも悪くなってしまう。

転倒の危険性が高まり、骨折から寝たきりになる可能性も生じます。そんな事態を避けるには、やはり適度な運動や体操をするなど、体に刺激を与えることが重要です(下図)。ただし、脳梗塞などの老化のほかのめまいを起こす病気が隠れているかもしれないので、心配でしたら耳鼻咽喉科などで相談することが求められます。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 老化の話』監修:長岡功/野村義宏

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