個性あふれるお店を堪能【旭川はれて】ハシゴ録
Ygeia
まずは、自家製ギリシャヨーグルトとスパイスカレーを引っ提げて昨年オープンしたお店。Ygeiaは「イギア」と読む。
『昼飲みやってます』の旗が、おいでおいでと筆者を誘う(笑)
店内は、数人が座れるカウンター席と、四人掛けのテーブルが2基。
上はフードメニュー。
確かにヨーグルトとスパイスカレー推し。
であるが、アラカルトたちが筆者の気を惹く。
まずは特製コブサラダ(780円)をアテにビールでスタート(実はコブサラダ好き)。
香ばしいベーコンと甘酸っぱいソースに、ビールが進む。野菜はやや小さめにカットしてあるので、ツマミ的に食感が良好。
そして左にあるのは、おつまみカレー(580円)。
普段お店で出しているスパイスカレーをアテに出来るなんて、気が利いている。
カレーって、アルコールにも合うんだよね(と思っているのは筆者だけではないと思う)。
無水で仕上げたというだけあって、数種の野菜が溶け合ったその香味は濃厚。まろやかな酸味がまた食欲をそそる(酒も進む)。
ちなみにYgeiaは健康を意味するギリシャ語が由縁。
店主はもと理学療法士という、飲食店では珍しい経歴の持ち主。仕事を通じ栄養学に興味を抱き、身体に良い料理を出す店に行きついたとか。
という流れで生まれたのがこのカレーだ。
無水調理は油を極力控えられるので、お腹に優しいと評判とのこと。
さらには、ギリシャの酒まであるというこだわりよう。
上は、ギリシャのリキュール「OUZO(ウゾ)」(1杯680円)。
ギリシャではシェアNo1の国民的リキュール。
12とあるのはアルコール度数ではなく、樽の番号。12番目の樽がいつも最高の出来になることから「ウゾ12」と命名されたとか。ちなみにアルコールは38度。
氷を入れたグラスにそそぐと、あら不思議。白濁するという変わった酒。
多彩なハーブとスパイスが香る、奥深い味わい。パンチがありつつも、ほのかな甘みと旨味のおかげでじっくりと楽しめる一杯だった。
ギリシャのお酒はほかにメタクサというブランデーも(1杯680円)。
お店情報
店名:Ygeia
住所:5条通8丁目 旭川はれて屋台村
電話番号:090-1169-1879
営業時間:12:00~22:30
定休日:水曜
駐車場:なし
沖縄料理 居酒屋 なんくるないさー
実は筆者、けっこうな沖縄好き。
旅行一度目ですっかりはまってしまい、その後何度もという始末。
訪ねるのはもっぱら本島だが、回数を重ねた分だけ、細かなところまで沖縄を堪能したつもりでもいる。
なので、旭川にこうした店が増えるのは、大、大歓迎である。
席に着いたら「とりあえずビール」ではなく、何はなくとも「オリオンビール」でしょ。
沖縄グルメの旅はここから始まる(笑)。
当日のお通しは「島らっきょ」。
しゃきしゃきとしていて、ほんのりとした辛さ。ネギとは違う不思議な風味がクセになる。
とか思う間もなく、ああ、ビールが進む(笑)
店内にはカウンターとテーブル席。ひとりか二人、小グループにも居心地がよさそう。
フードメニューはごらんのとおり。
さすがにマニアックなものはないが、おつまみとして楽しめるものも揃っているので、入門編としては十分かと。
上は『じーまみー豆腐』(500円)。
ご当地では「ジーマーミー」と言ったり「ジーマーミ」とも。
で、コレ何かっていうと、ジーマーミー(落花生)で作った豆腐なのだ。もちろん沖縄の郷土料理。
味は、まったりと濃厚。ちょっとゴマ豆腐のようなコクもあり、酒のアテとしてもなかなか。
上は『もずくの天ぷら』(660円)。
もずくはコチラでも、パックの酢の物などが売られているのでご存じと思うが、その天ぷらがこれだ。
ご当地では、もずくのみを衣で揚げたものものがあるが、同店は野菜を加えたかき揚げスタイルに。その分、味わいが軽やかになって食べやすいかと。
もずくは、揚げると磯の香りがまろやかに引き立って美味。酒に合うこと請け合いだ。
そして、大いに着目したい同店のひそかな名物が、上の『海ぶどう』(600円)だ。
海ぶどうとは、沖縄の海で採れる海藻の一種で、房がブドウににていることからその名で呼ばれる。
こちらでは空輸されたものが時々出回るが、保存が難しく扱い量は希少だ。
そんな中、同店では、系列企業が陸上養殖したものを調達している。
そのおかげで、店内にある水槽には、フレッシュな海ぶどうが。
これ、沖縄の飲食店ではよくある光景で、沖縄旅行を彷彿させる演出に筆者はテンション爆上がり(笑)
同店はこれをポン酢でどうぞ、と。
お味は・・・・、海ぶどうの味を説明できるヒトなんかいるのかな(笑)。強いて言うなら海の香り、沖縄の青い海の味?
海藻なのでそれ自体には味はほのか。海ぶどうは、そのぷちぷちとした食感を楽しむところに醍醐味がある。
沖縄と言えば泡盛。
同店には勿論、いろいろと揃っていて頼りになる。
泡盛はざっと数十種類が1杯500円から650円と、けっこうお手頃。
ストレートやロックでなくとも、飲みやすく割ってもらうことも可。また、泡盛を使ったカクテルもあるので、お好みでお試しあれ。
沖縄と言えば「ちゃんぷるー」。混ぜこぜという意味。
上は『ソウメンチャンプル』(600円)。いわゆる素麺の炒め物、塩焼きそばの素麺バージョン的なもの。
ほんのり出汁が効いて、肉や野菜の旨みもたっぷり。お腹をしっかり満足させたい、あるいは締めゴハンの代わりに打ってつけ。
面白いなと思ったのが、上の『沖縄ナポリタン』(600円)。目玉焼き(150円)をプラス。
かの有名な「沖縄そば」の麺をナポリタン仕立てで調理したというシロモノ。同店のオリジナルだ。
そばと言っても「蕎麦」にあらず。小麦粉とかん水で作るからラーメンに近い。が、ちょっともちっとした独特な食感が沖縄そばだ。
これをこってりとナポリタンにしてみれば、おおっ、これはアリだね。
お馴染みの沖縄フード「スパム」や多くの野菜で「ちゃんぷるー」にしてあるので、食べ応えも満点。話のネタにぜひ一度、食べたらいいさー(笑)
お店情報
店名:沖縄料理 居酒屋 なんくるないさー
住所:5条通8丁目 旭川はれて屋台村
電話番号:080-7567-8324
営業時間:17:00~24:00
ランチ月・火・木・金 11:00~14:00
定休日:水曜
駐車場:なし
レモンサワーバル たいせつ
カウンター、ゆっくり座れるテーブル席も。
ちょい飲みからマジ飲みまで。0次会から何次会でも、使い勝手の良さそうな店。
レモンサワーバルというからには、メインはレモンサワーなのだろうが、その提供スタイルは驚愕の・・・
60分飲み放題、なんと300円!?
今どきレモンサワーを頼むと、そこらのお店では500円、600円。
元を取るとかどうだとかの話じゃないぞ、これは(笑)
※ただし1品オーダー制
ということで、筆者も参戦(というか既に何度も)。
手前が言わずと知れたレモンサワー。
甘過ぎず酸っぱ過ぎずな、丁度良い塩梅。なので、すいすいと何杯でもいけそう。
奥は、例の1品オーダー。メニューから選んだのは四川風ラーメンサラダ。
実にモリモリ(笑)。麺でかさを増しているのではなく、具の量も景気が良い。
ゴマドレ的な味付けは、レモンサワーにもよく合うのでアテとしても正解か。
メニューをよく見てみれば『爆盛り』とある。これで900円!?
とか何とか、楽しい時間はあっという間に、60分経過。
という訳で、仕切り直しの呑み直しということで、飲み放題を延長することに(毎度このパターンw)。
飲み放題を再び注文するにあたっては、再び1品オーダーが必要となる。
ということで、お次は鶏のチューリップ揚げを注文。これも爆盛り、しかも900円。
さらには、1ピースそれぞれがデカい!! まさに爆盛り。
いやいや、こんなに食べられないよといお方のために、テイクアウトできるよう容器も完備。
そう、残すのは良くないよね。気が利いてます。
ちなみに、画像の背景色がいちいち違うのは、カウンターの照明がそういう仕掛けになっているから。
撮影は大変だ(笑)
爆盛りのおつまみは他に、
・鶏のチューリップ揚げ
・ポテトフライ
・ネギしゃぶサラダ
・柚子ネギ砂肝
・本格四川風ラーメンサラダ
など。各900円なり。
ドリンク類はほかに、あらごしフルーツサワー各種(各600円)や、上の数量限定ドリンクも。
これらは飲み放題のものでなく、いずれも単品販売となっている。
で、上はまたまたある日の図。
帰り道に旭川はれてがあるものだから、ついつい(言い訳か)。
例によって飲み放題。ルールの一品、今度はアヒージョにしてみた。
どういうコンセプトか分からないが、同店、ツマミはけっこうこだわってる感があるな。
上画像、左がアヒージョのバラエティー。ちなみに自分は牡蠣をチョイス。
固形燃料で加熱しながらのアヒージョ。スキレットの中でぐつぐつ煮えてるのをつまむのは実にオツだ。
オリーブオイルをたっぷりと吸い込んだ牡蠣は、病みつきの旨さ。
これにレモンサワー。意外にも、多くの料理に合うことを発見。
右。ホタテのカルパッチョもある(次回はコレだな)。
手を変え品を変え、アピール力を発揮する店は頼もしい限りだ。
お店情報
店名:レモンサワーバル たいせつ
住所:5条通8丁目 旭川はれて屋台村
電話番号:080-7567-8324
営業時間:17:00~24:00
定休日:水曜
駐車場:なし