減災を考える会 災害対策冊子を市議会に
「富士山と酒匂川流域噴火と減災を考える会」(幕内忠一会長)が昨年12月に小田原市役所を訪れ、小田原市議会の市議全26人に冊子「富士山等の噴火に伴う影響及び噴火物対策に関する対応指針」を寄贈した。
同会は富士山の噴火による酒匂川流域の被害状況を調査し、流域住民や企業などへの防災意識の啓発に取り組む市民組織。冊子は10章に分けて1707年の宝永噴火の被害を踏まえた降灰の予想範囲やインフラへの影響、被害を防ぐための提言や提案がまとめられている。
この日、幕内会長と近藤克明副会長、柴田忠好幹事が訪れ、大川裕議長と楊隆子副議長に冊子を手渡した=写真。
幕内会長は「読んでいただき、少しでも参考にしていただければ」とコメント。大川議長は「貴重な資料をいただきありがたい。市でもさまざまな防災対策に力を入れているので、今後の参考にさせていただきます」と礼を述べた。