江戸川乱歩朗読劇『幻調乱歩大系』 『満州アヘンスクワッド』作画担当の鹿子が手掛けたイラスト版キャラクターが公開
2025年3月6日(木)~3月9日(日)草月ホールにて上演される、江戸川乱歩朗読劇『幻調乱歩大系』。この度、イラスト版キャラクターが公開された。
『幻調乱歩大系』は2022年8月、2023年9月に行われた、江戸川乱歩の世界「幻燈の獏」「自決スル幼魚永久機関」、2024年10月に行われた「東京ニュートロン曠野」の「幻調乱歩」シリーズを2回ずつ再演するという公演。
同シリーズは明智小五郎や大人になった小林少年、二十面相など江戸川乱歩作品のキャラクターや、黒蜥蜴や魔術師などをモチーフにしたキャラクターに加えて、李香蘭や重光葵、甘粕正彦など当時実在した人物らが登場する。
見どころは、大人数のキャストたちがキャラクターに扮しながらステージ上で生演奏をバックに膨大なセリフを繰り広げるという“朗読劇”の枠を超えた壮大な演出。日替わり出演の豪華声優・俳優陣による多彩な掛け合いが、江戸川乱歩の世界観をより妖しく、ドラマチックに彩る。
本公演は、アメツチの安藤匠郎が企画・プロデュース、演出は扇田賢が担当。監修として全作の演出と脚本に携わった細川博司が参加し、音楽は前作から引き続きとなる水流ともゆき、演奏は元PE’Zのサックス門田“JAW”晃介らのジャズバンドが務める。
今回発表されたのは、週刊ヤングマガジン連載『満州アヘンスクワッド』作画担当の漫画家・鹿子が手掛けた魅力的なイラスト。シャオリンや明智小五郎、神田、岩井三郎、花崎マユミ、縣ミドリ、姫宮博士といった個性豊かなレギュラーキャラクターたちが華やかに描かれている。
鹿子 コメント
子供の頃図書館で恐る恐る読んだ『怪人二十面相』、
少年探偵団やお馴染みのキャラクターたちのネクストストーリーを描いた『幻調乱歩』は今までにない妖しくどこか神秘的な雰囲気を孕み、舞台上で躍動するキャラクターたちに童心を思い出してワクワクしました。
朗読劇からアンサンブルまで全て舞台上の生演奏で行われる「一体感」は必見です!
プロデューサー 安藤匠郎 コメント
幻調乱歩1の舞台が満州だったこともあり、ビジュアル面で少なからず影響を受けていた気がする『満州アヘンスクワッド』。以前から構想していたキャラクターイラスト化にあたって作画担当の鹿子さんにお願いしてみたところ幸いにも快諾していただきました。ほとんど修正依頼をすることなく、むしろ様々なパターンの”姫宮”や”ミドリ”を提示していただいて嬉しい悲鳴をあげながら着地したイラスト版。キャストが演じる彼らとともに、イラスト版の彼らも愛されることを願ってます。