【!!??】ウソだろォォオオ!? すき家の「牛・胡麻麻辣湯鍋定食」がガチ中華すぎるんですけどォォォオオオ!!!
2025年10月、もしかしたら日本の飲食史に新たな1ページが刻まれたのかもしれない。何の話かというと、すき家が発売を開始した『牛・胡麻麻辣湯鍋定食』があまりにもガチ中華すぎたのだ。
数年後……いや数十年後、日本の飲食史を紐解くとき「2025年10月、すき家がガチ中華系メニューを販売。ガチ中華が日本全国に広まるきっかけとなる」と記されているかもしれない。
・ガチ中華
ここ数年ですっかりお馴染みとなったガチ中華。日本人の味覚に合わせた昔ながらの中華料理ではなく、本場の味に近い料理を提供するお店、もしくは料理そのもののことを指す。
都心にはガチ中華のお店も多く、池袋や上野の一部エリアに行けば「ガチ中華だらけ」と言っても大げさではない。町中華も好きだけどガチ中華も好き。そんな人も多いことだろう。
一方で「ガチ中華は知っているけど食べたことはほとんどない」という人も意外と多いハズ。地方在住の友人に聞いたところ「あるにはあるけど怖くてなかなか勇気が出ない」とのことであった。
・すき家で麻辣湯
そんな人でも「すき家」ならばハードルはだいぶ低いのではないだろうか? しかもご安心あれ。すき家の『牛・胡麻麻辣湯鍋定食』は、ガチのガチでガチ中華の「麻辣湯(マーラータン)」なのである。
麻辣湯は痺れる山椒の “麻” と、唐辛子の辛味の “辣” が特徴的なスープ。その他、五香粉(ウーシャンフェン)等の複雑なスパイスが織りなす、ガチ中華を代表するメニューの1つだ。
都内には麻辣湯の専門店も多く、バーミヤンではいち早く商品化されている。女性からの支持率が異常に高いことも特徴的で、専門店の前で女性たちが大行列を成していることも少なくない。
さてさてさて。
・マジか
すき家で『牛・胡麻麻辣湯鍋定食』を食べる前、私は率直に「どこまで麻辣湯なのかねぇ?」と甘く見ていたことを正直にお伝えしておく。どうせ商品名だけの「なんちゃって麻辣湯なんでしょ?」と──。
だがしかし、付属のラー油を全ぶっ込みしてから食べてみたところ……麻辣湯やん! え? 全然なんちゃってじゃないやん!! ウソだろ、すき家がここまで踏み込んだ麻辣湯を出すんですかーーーーー!?
痺れこそやや控えめではあるものの、これくらいの麻辣湯は結構ある。それよりも香りが完全体の麻辣湯で、私の席だけガチ中華のお店のようなニオイを発していた。いや、池袋の西口かよ!
また具にも「板春雨」が使用されるなど、麻辣湯の再現率はかなり高い。あくまで鍋なのでスープ主体ではないことはあるが、牛丼チェーン店とは思えないほど本格派の麻辣湯であった。
・牛丼とは思えない
ここまでのレベルだと、すき家の内部に「熱狂的な麻辣湯好き」がいることは確実。麻辣湯がお好きな方はもちろん、初めての麻辣湯(じゃないけど)としても自信を持ってオススメだ。
なお、『牛・胡麻麻辣湯鍋定食』は980円。同じ価格でお持ち帰りにも対応しているので「ちょっと1人すき家は厳しい……」という方も、ぜひご自宅で麻辣湯をお楽しみいただきたい。ただし部屋がガチ中華の香りになることは覚悟しておこう。
参考リンク:すき家
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.