『ミッション:インポッシブル』最新作、ポム・クレメンティエフが語る舞台裏とパリスの“変化”
シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』で、再びパリスを演じたポム・クレメンティエフさんにインタビュー!
これまでクールな印象だった彼女が、今作ではチームの一員として“人間らしさ”を見せる場面も──。
アクションの裏で積み重ねたトレーニング、印象的な手術シーンの舞台裏、共演者との和やかなやりとりまでたっぷり語ってくれました。
―――今回の作品では、前作とは異なる立場で出演されていますが、パリスというキャラクターにどのような感情を抱いていますか?
ポム:パリスは非常に複雑なキャラクターだと感じています。今作では、彼女のこれまでとは違った一面が多く描かれていると思います。特に弱さや隙を見せるシーン、他のキャラクターとのやりとりもあります。前作では一匹狼のような存在だった彼女が、今回はチームの一員として他のキャラクターと関わる場面もあり、そうした関係性の変化も見どころだと思います。
―――アクションシーンに向けて、かなりのトレーニングを積まれたと思います。どのような頻度で、どんなトレーニングをされていたのでしょうか?
ポム:姿勢を正しく保つことを意識して、コアマッスルをしっかり鍛えるトレーニングを行いました。さらに、膝や足首を怪我しないよう、強化するトレーニングにも取り組みました。昼夜を問わず、ほぼ毎日トレーニングをしていましたが、適度に休憩も取りながら、食事面のサポートも受けていました。
また、撮影前夜にはイメージトレーニングも行い、翌日の動きを頭の中で繰り返し確認してから眠りにつくようにしていました。さらに、他の映画作品からインスピレーションを得ることも多く、そうしたヒントをもとにキャラクターを作り上げていったんです。
―――ご自身として、観客に特に注目してほしいポイントはどこですか?
ポム:観てくださる皆さんには、この映画を通して素晴らしい体験をしてほしいと思っています。そして、私が演じたキャラクターを心から楽しんでいただけたら嬉しいです。
―――私は手術シーンがとても印象に残りましたが、そのシーンについてはいかがでしたか?
ポム:あのシーンは本当に素晴らしいものでした。感情がこみ上げてくるような場面だったと思いますし、サイモンが演じるキャラクターの背景や役割の重みも感じられるシーンでした。
みんなが大好きなシーンだったので、すごく心配でドキドキしてるシーンだと思うんですね。サイモンとは友人でもありますし、また私自身、ミッション・インポッシブルシリーズのファンでもあるので、「これはしっかりやらなければ」という強い気持ちで臨みました。
とはいえ、カメラが回っていない時は、少し和やかな空気もありました。「ストローを刺すみたいだから、サイモン・スムージーね」なんて、冗談を言ったりもしていました。もちろん、感動的なシーンを壊すつもりはまったくありませんが、そういう緊張感の合間にも、少しユーモアがある現場でしたね。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』作品紹介
■監督:クリストファー・マッカリー
(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』)
■出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル
ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ
ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス
ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ
ヘンリー・ツェニー、ホルト・マッキャラニー
ジャネット・マクティア、ニック・オファーマン
ハンナ・ワディンガム、アンジェラ・バセット
シェー・ウィガム
グレッグ・ターザン・デイヴィス
チャールズ・パーネル
フレデリック・シュミット
■配給:東和ピクチャーズ
■公式サイト:missionimpossible.jp