スーパー銭湯に行くのが生きがいの私が選ぶサウナが最高だったスパ銭&ホテル4選
人生が思い通りに行ったことはない。激流に流されてしまわないように立っているだけで精一杯な毎日の中、気づいたら取材とか用事の帰りとかに立ち寄るスーパー銭湯が無心になれる唯一の空間になっていた。サウナが良ければより最高。もはや生きがいすら感じる。
というわけで、これまで行った中でサウナが最高だったスパ銭・ホテルをまとめてみたところ、レべチだったのが4つあった。その個人的レべチ4選をご紹介したい。
・聖地目的ではなくおさんぽサ活の結果
まず、言っておくと、私(中澤)はサウナ目的で全国津々浦々を回るようなサウナマニアではない。あくまで何かのついでに近所のスーパー銭湯や風呂が凄いホテルを検索して立ち寄ってきた。
そのおさんぽサ活で出会ったものが中心のため、この記事もサウナの聖地まとめ的なものとは違うと思う。が、紛れもなく最高だった。そんな4つを以下に良かった点と共に記載しよう。
・JFA夢フィールド幕張温泉 湯楽の里
外気浴がレべチ。そう思ったのは千葉県幕張の海を臨むスーパー銭湯『JFA夢フィールド幕張温泉 湯楽の里』だ。突き出した露天風呂の先にはただ空と海が広がるのみ、ゆえに露天風呂に設置されたリクライニングチェアーや長椅子は風のゆりかご状態。体全体が包まれるような風に酔いしれることができる最強のととのいスペースと言える。
客は多いけどサウナ室もそれだけ広くて、私が行った日は人が増える夕方から夜にかけてでも詰まることはなかった。また、ここのオートロウリュは風が吹いて良い感じに室内の空気を混ぜる自動熱波師システム。これも凄く良かった。
・舞浜ユーラシア
サウナ室が良かったスーパー銭湯と言えば、舞浜ユーラシアはレべチ。ただでさえ広い大浴場の中に、フィンランドサウナ、ケロサウナ、蒸気浴カルダリウムが集まったサウナの楽園みたいな裏ステージがあって、特にケロサウナはめっちゃ広くて本格的。
ケロの香りが濃厚に充満する広大なサウナは独特の雰囲気があり、素材力みたいなものを感じさせられた。しかも、ディズニーランド近くだけど舞浜駅からは少し離れているという立地のためか利用者は宿泊客が大半なので、比較的空いている。
まあ、ディズニーランドが混むタイミングでは混むと思われるが、サウナとして見たら年中ぎゅうぎゅうでもおかしくない設備なので、穴場と言えるかもしれない。
・TimesSPA RESTA
穴場で言うなら、池袋にある「TimesSPA RESTA」はなかなかの穴場。池袋でサウナと言えば関東最大級のサウナ「かるまる」が何かと話題に挙がるけど、私はRESTA派。実は池袋に住んでいたことがあって、比較的混んでないところが気に入っていた。
もちろん、サウナ室や露天風呂もしっかり広く、東京都市部ど真ん中のスーパー銭湯としては穴場と言える。さらに、特筆すべきは女湯も同じかそれ以上に充実してるっぽいところ。
私は男だから実際見たわけではないけれど、まずもって露天風呂は男湯の上のビルの屋上にあるし、RESTAの看板の写真を見たらフィンランドサウナもちゃんとあってその充実度が伝わってくる。
その証拠に、他のスーパー銭湯に比べて女性客の割合が多めな印象。東京都内で話題のサウナって男性専用であることも多いだけに、私が女性だったら重宝する存在だろうなと思う。
・第一滝本館
最後は、サウナっていうか風呂全体がレべチだった場所。サウナにこだわってるスパ銭やホテルってほとんどの場合風呂全体が良いのだが、それでもここの風呂はレべチだったと言わざるを得ない。まさにお風呂の極楽浄土。その名も『第一滝本館』だ。
場所は登別の地獄谷の目の前。5つの源泉からなる風呂があって、ゆえに浴場も広大な2階建て。それだけでも温泉天国と言えるのだが、露天風呂も凄い。
地獄谷が見える露天風呂の景色は壮大のひと言。もちろん、サウナもしっかりしていて、壮大な露天風呂と北海道の冷たい外気でととのう外気浴は最高だ。
さらには、バーカウンターのようなところがあって風呂に入りながら一杯やれるのである。サウナに入る時は飲酒はやめた方がいいけど、サウナに入らない層もととのうレベル。まさに時を忘れたい全ての人にオススメできる旅館であると言えよう。
・基本最高
以上、レべチ4選をお届けした。なお、ニュージャパン梅田、上野北欧、神戸サウナ&スパ、スカイスパ横浜、万葉倶楽部みなとみらい、木更津つぼやにあしがら温泉などなど、これまで回った中でまだまだ良いサウナはいっぱいある。
ただ、それらが最高な上で、改めて思い返した時、良い印象が鮮烈だったのが上記4つだったということでご理解いただけると幸いだ。
実際、評価が高いところはぎゅうぎゅうのところも多く、設備が独創的で良くても、印象が良くない感じで終わることがあるのもサウナの難しいところ。多くのサウナーは自分だけのベストプレイスが結局は至高だと思うので、ベストプレイス探しの参考の1つにでもなったら幸いだ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.