出産前日に震度6強の地震に見舞われ、想定外の出産に…。入院バックに入れておいて本当によかったアイテム4選
8歳と5歳の女の子、2歳の男の子の3人を子育て中の、ママライター”こと子”です。夫婦あわせて5人家族。豊かな自然が魅力の地方都市で暮らしています。1人目の出産は、実母・夫の付き添いもあり、とてもスムーズでした。2人目の出産時には、出産前日に震度6強の地震に見舞われ、予期せぬひとり出産で不自由さを痛感。3人目の出産時には、前回の反省を生かし、準備万端で挑みました! 2人目・3人目でひとり出産を経験した私が、本当に役に立った陣痛対策アイテムをご紹介します。
楽々飲める! ロングストロー付きペットボトルキャップ
本当に陣痛がつらいタイミングでは、体を起こすのもつらいものです。2人目の出産時に、一番困ったのが飲み物でした。
起き上がるのがつらく、寝た状態でペットボトルから水を飲もうとすると、口の端から水がドボドボ…。助産師さんに声をかけようにも忙しそうだし、タオルもバッグの中だし、と考えたら、何だか泣けてきてしまったことを思い出します。
その後ママ友から教えてもらったのが、ペットボトルに取り付けて、寝たままでも飲み物が飲みやすくなる「ストロー付きペットボトルキャップ」です。これは用意しておいて大正解! 3人目の出産時には、スムーズに水が飲めてストレスフリーでした。出産時だけではなく、子どもの病気の時などにも便利で、今でも使っていますよ。
ベッド上で手軽に何か食べたい時に! ゼリー飲料
「これが食べたい」と、思っても、そばに誰もいない。その場ですぐ手にできないのがひとり出産のつらいところです。食べ物も飲み物も、買いに行ってくれる人も、誰もいません。ひとり出産、またはそうなる可能性がある時には、簡単に食べられて、日ごろから食べ慣れているお気に入りの食品を持っていきたいところです。
私が食べ物系で一番持っていって良かったのは、ゼリー飲料。常温保存可能で、入院バッグに入れっぱなしでもOK。のどごしもツルッとしていて、出産前の重い体に染み渡る感じがとても良かったです。ゴクゴクと一気に飲み干すと、「これから、ひと仕事するぞ!」と、テンションがあがりました。「2~3個持って行けば良かった」と、後悔したほどです。
長時間の陣痛に備えて、複数個入院バッグに入れておくことをおススメします。
クラクラする頭に効果てきめん! おでこ冷却シート
2人目の出産時には、陣痛中に頭に血が上り、クラクラしてしまいました。そんな時は「きつい、つらい…」と、ネガティブな思いばかりが頭をよぎり、それを聞いてくれる相手も部屋にはいません。
そんな経験から、3人目の出産時には、普段愛用の「おでこ冷却シート」を持参。陣痛が7分おきのタイミングで頭がクラクラしてきたので「おでこ冷却シート」をおでこにセット! すると、のぼせそうだった頭がひんやりして、かなりリラックスできました。
「陣痛の痛みが遠のくタイミングで、少しでもママがリラックスできると、体力温存になるよ」と、助産師さんに言われたことがあります。私にとっての「おでこ冷却シート」が、まさしく陣痛の合間のリラックスアイテムになりました。
心強いいきみ逃しアイテム! テニスボール
陣痛のいきみ逃しの定番アイテムといえば「テニスボール」。誰かにテニスボールを押しつけてもらわなければならず、ひとりでは使えないだろうと思っていました。
ところが、助産師さんにおススメしてもらった方法ですが、テニスボールの上に座り、お尻の穴を塞ぐように体重をかけます。すると自分の体重で強い圧がかかり、かなり良いいきみ逃しになりました。
1人目の出産時には、夫がテニスボールでお尻の穴付近を押してくれましたが、「力が弱い、そこじゃない!」と、自分の思い通りにいかず、逆に不満が噴出。私には、ひとりでできるいきみ逃しの方が合っていたみたいです。
入院バッグに1個入れておくと安心ですよ。その後も無駄にはなりません! 今では我が家の2歳児のオモチャになっています。
2人目・3人目でひとり出産を経験した私が、本当に役に立ったアイテムをご紹介しました。飲食が手軽にできることと、痛みの軽減やリラックスが簡単にできることが大事です。だけど、ひとりは誰でも心細いもの。陣痛で困った時には、ひとりで無理せず看護師さんや助産師さんに頼ってくださいね。ここでご紹介したアイテムを参考に、入院バッグの中身を自分なりに丁寧に吟味すれば、きっと心細さも少なくなりますよ。
[こと子*プロフィール]
おっとり小2長女、わんぱく年中次女、甘ったれ2歳長男を育てる、ママライター”こと子”です。理学療法士や事務職を経て、在宅ライターとして活動中。転勤族、ワンオペ育児の中で悪戦苦闘中です。子育てで失敗した時は「これは話のネタになる」と、自分を奮い立たせています。読書と旅行が大好きな活発ママです。
※この記事は個人の体験談です。記事に掲載の画像はイメージです。