【体験】SNSでバズったiPhoneフィルム自販機「フィルラボ」を試してみた → 完璧すぎて感動…でも取り出した瞬間ゾッとした
心の乱れは生活の乱れ、そしてスマホ画面の乱れもまた生活の乱れなり。小さな傷や気泡があるだけで落ち着かないタイプの私が、ずっと気になっていた “自動で保護フィルムを貼ってくれる自販機” がある……その名は「フィルラボ」だ。
「次にフィルムが傷ついたら試そう」と心に決めていたのだが、つい先日、北関東ブラザーズの撮影中にジャンプをしたら見事にスマホを落として画面を傷つけてしまったので、その機会は意外と早く訪れた。
自販機にスマホを預けるだけで面倒な貼り作業が一気に片付くというが……仕上がりは完璧なのだろうか。実際に試してみたところ、一瞬ヒヤッとしたので正直に報告したい。
・フィルラボ
今回訪れたのは、新宿マルイ本館の地下1階。地下鉄連絡口エレベーター脇に設置されているフィルラボだ。公式サイト曰く、現在(2025年10月16日時点)全国28箇所に設置されているという。
新宿マルイ本館は買い物客や通勤途中の人はもちろん、1階のApple Storeで新しいiPhoneを手にした人もそのまま立ち寄れそうな立地。私も出社前に訪れたのだが、まさについでに立ち寄れる気軽さが魅力ではないだろうか。
もちろん保護フィルムは自分で貼ってもいいし、最近は「誰でもキレイに貼れる商品」も多い。だが、不器用な私は簡単に貼れるタイプの商品ですら、どうしても気泡や微妙なズレが残ってしまう。不器用なくせに完璧な仕上がりを求めるなら自販機がベストなのだ。
ちなみに以前、ガラスコーティングをお願いしたこともあるが、施工直後にスマホを落として画面バリバリ & 修理費に5万円以上かかってしまった。あれ以来、私は完全なるフィルム派になったこともお伝えしておきたい。
・使ってみた
フィルラボの仕組みは至ってシンプル。画面上で「iPhoneの機種(iPhone専用)」と「希望のガラスフィルム」を選べばOK。
対応ガラスフィルムは「高透明」「のぞき見防止」「反射防止」の3種類で、料金は一律2980円。安くはないが、完璧な仕上がりを求める私としては安心料として納得の価格設定だ。
決済方法は現金は非対応で、クレジットカードまたはバーコード決済のみ。
次に保護フィルム、カバー・ケースを取り外して、裸の状態でトレイに置くだけ。
専用ボックス内で自動的に画面をクリーニングし、AI制御でフィルムを正確に貼り付けてくれる。果たして完璧にフィルムは貼られているのだろうか。手術の結果を待つような緊張感があるが……
約2分後……
ドアが開いてiPhoneが戻ってきた。
・取り出してみると
無事にiPhoneが帰還したようだ。トレイに置かれたiPhoneを確認してみると……下部にうっすら気泡のようなものが見える。
こ、これは!
・フィルムのフィルム
よく見ると、これは保護フィルム本体ではなく「保護フィルムを保護するフィルム」だった。保護フィルムの保護フィルムはあえて完璧に貼らない(はがしてくださいね)というメッセージなのか。恐る恐るフィルムを剥がしてみると……
新品のように澄み切った画面が現れた。
気泡ゼロ、ズレなし、ホコリも皆無。まさに理想の仕上がりである。くり返しになるが、2980円というのは決して安くはない。しかし、この2分間で得られた「完璧な仕上がり」と「ストレスから解放される安心感」を考慮すれば納得の価格だ。
私のように不器用だけど完璧を求めている人にとって、フィルラボはベストな選択肢だと言える。専門店でスタッフの方に貼ってもらうより短時間で済むしクオリティも間違いないので。皆さんもいざという時のために自販機の設置場所をチェックしておいてくれよな!
参考リンク:フィルラボ
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.