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「人生で最も先の読めなかった映画」「天才性を刺激的に証明」ポン・ジュノ最新作『ミッキー17』監督コメント&新画像到着!

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「人生で最も先の読めなかった映画」「天才性を刺激的に証明」ポン・ジュノ最新作『ミッキー17』監督コメント&新画像到着!

『パラサイト 半地下の家族』(2019年)でアカデミー賞®ほか世界の映画祭を席巻したポン・ジュノ監督の最新作、『ミッキー17』の公開が3月28日(金)に迫っている。

このたび日本公開に先立ち、ポン・ジュノ監督からのコメントと新たなメイキング写真が公開。原作「ミッキー7」との出会いや、“負け犬”としての主人公を追い込みまくるストーリーに至った制作秘話を明かした。

日本版ポスター 『ミッキー17』© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「人生で最も先の読めなかった映画のひとつ」


「現代に深く響く、ポン・ジュノの最高傑作」

2000年の初監督作『吠える犬は噛まない』で鮮烈デビューしたポン・ジュノ監督。2003年の『殺人の追憶』では、殺人事件を追う刑事たちの捜査をサスペンスフルに描き韓国で500万人を超える大ヒットを記録。続く『グエムル -漢江の怪物-』(2006)では謎の怪物に娘を奪われた父と家族の奮闘を描き、初の国際的プロジェクト『スノーピアサー』(2013)では氷河期の地球を走り続ける階級列車を舞台に、最後尾からの決死の攻防を描いた。その後も、巨大生物と少女の交流を通して現代社会の倫理や企業間の争いを浮き彫りにした『Okja/オクジャ』(2017年)、予測不能の展開で全世界を驚愕と興奮の渦に叩き込んだ『パラサイト』(2019年)へと、常に進化を続けている。

そんなポン・ジュノ監督の最新作『ミッキー17』は、製作費1億5,000万ドル(IMDB調べ)、ポン・ジュノ史上最大のスケールで描かれる逆襲エンターテイメントだ。エドワード・アシュトンのベストセラー小説「ミッキー7」(早川文庫SF・刊)を原作に、人生失敗だらけでダメダメのミッキーを主人公に、これまで描いてきたエッセンスを凝縮し、さらにその上を行く集大成として完成させた。

「ミッキー7」(早川文庫SF・刊)

『ミッキー17』はロンドンでワールドプレミアが行われ、ベルリン国際映画祭で一足早くお披露目されるや、INDEPENDENTやEMPIREといった世界有数のメディア、アメリカの大手映画レビューサイトRotten Tomatoesで高評価が続出。「人生で最も先の読めなかった映画のひとつ」「現代に深く響く、ポン・ジュノ最高傑作のひとつ」「ポン・ジュノ監督の天才性を刺激的に証明」「まさにこの混沌とした瞬間に必要としていた映画」「この時代にぴったりで、魅力的」「最高。説得力もあり、美しい。ロバート・パティンソンが何役もこなすのも一興」などと絶賛の声が多数寄せられている。

このたび日本を含む世界公開を前に、ポン・ジュノ監督自身が原作と主人公ミッキーに魅せられた理由を明かすコメントと新メイキングカットが解禁となった。

『ミッキー17』© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「ミッキーをもっと普通で、庶民で、下層階級で、もっと負け犬にしたいと思いました」

原作であるエドワード・アシュトン著「ミッキー7」との出会いについてポン・ジュノ監督は、“死んでは生き返る”ミッキーというキャラクターに魅了されたと明かす。

小説を読んだだけですぐに魅了され、1ページずつ読んでいくうちにさらに夢中になりました。なぜなら、人間が“死んでは生き返る”という非常にユニークなコンセプトがあったからです。

これは人間のクローンとはまったく違います。まるで人間をただの紙切れ、印刷する書類であるかのように、人間をプリントして再生しているようなものです。

『ミッキー17』© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「ミッキーの状況には職業の悲劇を感じました。実際この人物になったらどんな感じだろうと考え始め、私はすぐにその世界に完全に入り込んでしまったのです」と、瞬く間に小説の世界に没入していったと振り返るポン・ジュノ監督が、何よりも心を動かされたのは“主人公”だった。

ミッキーのキャラクターも、とても魅力的でした。原作でもミッキーはごく普通の男ですが、私は彼をもっと普通で、もっと庶民で、もっと下層階級で、もっと負け犬にしたいと思いました。それで、物語を映画化するアイデアがすぐに思い浮かびました。

私は人を印刷するというコンセプトに魅了され、スーパーヒーローではなく、このクレイジーな旅を経験するこの普通の、普通の男であるミッキーのキャラクターに魅了されたのです。

『ミッキー17』撮影メイキング © 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

「原作から変更すると思う。ミッキーがもっと死ぬところを見たいから」

こうして、独自のユーモアをふんだんに詰め込んだ脚本を書き上げていったポン・ジュノ監督。プロデューサーのチェ・ドゥホによると、監督は初期の段階で「原作の『ミッキー7』のタイトルは変更すると思う。彼がもっと死ぬところを見たいからね」と、主人公ミッキーをより地獄のような状況に追い込むつもりだったと明かしている。

その言葉どおり、原作では7回だが、ロバート・パティンソン演じる本作のミッキーは17回もの過酷な任務に晒され、そのたびに“死んでは生き返る”という前代未聞の主人公が誕生することとなった。

『ミッキー17』© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

――まさに究極のブラック企業で搾取され続け、ついに17号となったミッキー。そんな彼の前に、手違いで自分のコピーである18号が現れたことで事態は一変。しかもパニックに陥るミッキーたちの前に、労働者を操り暴利を得ることしか考えていない強欲な経営者マーシャル(マーク・ラファロ)と、隙あらば現場に“死にゲー”要素を持ち込もうとする悪妻イルファ(トニ・コレット)が立ちはだかる。

はたして“使い捨てワーカー”の代表ミッキーは強欲なブラック企業にどう立ち向かうのか? 全世界を驚愕と熱狂の渦に叩き込んだポン・ジュノ監督が史上最大のスケールで放つ逆襲エンターテイメント『ミッキー17』は、3月28日(金)より全国の劇場で公開。

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