門前仲町のおすすめラーメン4店。下町で長年愛される町中華の味から煮干し出汁が効いたラーメンまで
商店街散歩、寺社巡りを満喫したら、温かいスープのラーメンはいかが。食べ逃していたらもったいない、門前仲町の街で愛されるラーメン店を紹介!
50年以上変わらない味を守り続ける、昔懐かしの味『中華 三幸苑』
門前仲町駅から徒歩10分、牡丹町笑栄会商店街の一角にあるのが『中華 三幸苑』だ。外観・店内ともに昔懐かしい雰囲気が感じられ、温かく気持ちのいい「いらっしゃいませ」の声で出迎えてくれる。定番メニューのたんめんは細麺が使われていて、あっさりとした味わいのスープによく絡む。さらに50年以上変わらないなると入りのチャーハンは、シンプルな味付けだからこそ、素材の旨味が際立つ一品。もちもちの皮の手作りぎょうざも人気だ。
その他にもさまざまな中華料理を楽しむことができるため、地元で長年愛される町中華をぜひ味わっていただきたい。
『中華 三幸苑』店舗詳細
中華 三幸苑(ちゅうか さんこうえん)
住所:東京都江東区牡丹3丁目7-6/営業時間:11:00~15:00・17:00~21:00/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩10分
あたたかい接客とダシの効いたラーメンで身も心もぽかぽかに『こうかいぼう』
ラーメン大好きな店主が、毎日でも食べられるようなラーメンを求めて研究に研究を重ね完成した一品を堪能できる『こうかいぼう』。行列の途切れない人気店だ。
動物性の脂はできるだけ抑えて煮干しの出汁がメイン。それでいて味がぼやけることはなく、むしろ濃厚でガツンと効く煮干しのパワーにノックアウトされてしまう。専用の麺と合わせるとパンチの効いたスープがとたんにまろやかに。その変化の大きさに飽きる暇もなく気づけば最後の一滴まで飲み干してしまう。
店主夫婦のあたたかで気配りのある接客も魅力。
気持ちよく店内に迎え入れられ、毎日でも食べられる煮干し出汁が効いたラーメンを食べれば、間を空けずにリピート待ったなしだ。
『こうかいぼう』店舗詳細
こうかいぼう
住所:東京都江東区深川2-13-10/営業時間:11:00~15:00・17:30~売り切れまで(土・祝は11:00~15:00)
/定休日:日、水、 第1・3金/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩6分
ランチから飲みの締めまで、間違いのないラーメン『支那そば晴弘(はるこう)』
門前仲町駅から永代通りを木場駅方面へ。富岡八幡宮の鳥居を横目に進み、少し先で北に曲がると現れる『支那そば晴弘』。平日11時半の開店直後から続々と客が入り、あっという間に満席になってしまう人気のラーメン店だ。古き良き大衆食堂を思い出させる内装で、出てくる醤油ラーメンは、まさに誰もが思い浮かべる定番のビジュアル。キラキラと細かい脂がびっしりと浮かぶ濃いあめ色の澄んだスープ、細い縮れ麺、メンマにチャーシュー、カイワレ大根。「こういうラーメンが食べたかった」と思わず言ってしまう説得力がある。
実食すれば見た目以上のおいしさに大満足。その味が忘れられず、ふとしたときにリピートしたくなる魅力に満ち満ちている。
『支那そば晴弘』店舗詳細
支那そば晴弘(シナソバハルコウ)
住所:東京都江東区富岡1-21-9/営業時間:11:30~14:00LO・18:00~21:45LO(土・日・祝は11:30~14:45LO・17:00~20:45LO)/定休日:火/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩5分
この街で半世紀。 唯一無二の味を提供する『門前仲町 虎(フウ)』
「虎」と書いて「フウ」と読む中華料理屋『門前仲町 虎』は、この場所で約50年、1977年創業の老舗だ。質が高くおいしい中華をリーズナブルに提供してきた『虎』は、街の内外問わず来店客を魅了してきた。特に看板メニューの虎特製スタミナそばは中毒性が高く、何十年もの間、数えきれないほどリピートし続けているお客さんも少なくないという。
一見黒く見えるほどに深い赤色のスープは見るからに辛そう。しかしひと口試すと最初に感じるのは意外なことに甘み。それも強い甘みだ。甜面醤ベースの甘みと、その後を追いかける辛み、その絶妙な甘辛さはまさに唯一無二。スープの複雑な味わいと相まってクセになる味だ。最後にレンゲでひと口飲んで終えるつもりが、ついつい何度もスープをすくってしまう。
『門前仲町 虎』店舗詳細
門前仲町 虎(もんぜんなかちょう フウ)
住所:東京都江東区門前仲町1-13-6/営業時間:11:00~22:30LO(金は~翌1:30LO・土は~翌0:30LO・日・祝は~21:30 LO)/定休日:無/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩4分
構成=ASTER 取材・文・撮影=青野 奈月、かつの こゆき