「白いカリカリがついても使える?」加湿器の意外と知らない“フィルターの寿命”「替えどきだった…」
加湿器が欠かせない今の季節、ふとフィルターを見ると白い粉のようなものがこびりついていませんか? じつはこれ、放置するとカビや雑菌が繁殖するほか、臭いの原因になります。ここでは、意外と知らない“加湿器フィルター”の寿命と替えどきについてご紹介します。
フィルターの白い汚れは「カルキ」によるもの
見た目はカビのようにも見える白色の汚れですが、この正体は「カルキ」です。水道水に含まれる成分で、フィルターに付着すると固まります。
カルキ汚れができるのはごく自然なことですので、加湿器の異常や故障ではありません。
しかし、定期的なお手入れは必要。
汚れをそのままにしておくと、加湿機能が低下するほか衛生的にも問題が生じます。
加湿器のフィルターを買い替えるタイミング
目安は「2年」
加湿器を1日8時間1シーズン使用した場合は、2年が交換時期の目安です。
購入または前回の取り換えから2年以上経っている場合は、新しいフィルターを取り付けてください。
汚れが落ちなくなったら替えどき
使用頻度や環境によっては、2年経たなくてもフィルターが劣化するため交換が必要です。
カルキ汚れが付着したまま使っていると、フィルターが目詰まりを起こします。水を正常に吸い上げなくなれば、部屋を十分に加湿できなくなることも……。カビや雑菌が繁殖して、加湿器が臭う原因になります。
クエン酸を溶かしたぬるま湯に2時間つけ置きすればある程度きれいになりますが、繰り返しても汚れが落ちない場合は“替えどき”です。
タイミングを見計らって交換を
カルキがごっそりついているフィルターを使うと、部屋を加湿するどころか雑菌やカビの胞子を部屋中にばらまく恐れがあります。加湿器のフィルターはしっかりとお手入れを行い、必要な時期がきたら買い替えを検討しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア