安藤忠雄が大阪で建築家人生の集大成となる展覧会を開催
「世界のANDO」こと、安藤忠雄の建築作品の軌跡をたどる待望の展覧会「安藤忠雄展|青春」が、うめきた「グラングリーン大阪」の文化拠点「VS.(ヴイエス)」で開かれる。2017年、東京「国立新美術館」で30万人を動員した「安藤忠雄展|挑戦」に続く大規模個展で、安藤の壮大な挑戦の道筋から、未来への果てなきビジョンまでを概観する。
独学で建築を学び、1969年から建築設計活動をスタートさせた安藤。「住吉の長屋」で日本建築学会賞を受賞後、プリツカー賞や文化勲章など国内外で多数の賞を受ける。
本展では、異端の建築家として、既成概念を打ち破ってきた安藤ならではの視点、そして環境再生や震災復興といった社会貢献事業を支援するものとしての視点と、さまざまな視点を披露する。天井高15メートルの展示スタジオといった建築空間を備え、大阪都市再生プロジェクトの最前線である同会場での展示は、圧巻の見応えとなるだろう。
全日日時指定となる本展のチケットは、2025年1月12日(日)からVS.公式WEBサイトで販売開始。半世紀もの間、第一線で走り続け、今なお「青春」を生きる、闘う建築家からの人生のメッセージは鑑賞者に多大なインパクトを与えるに違いない。
会期は3月20日(木)から7月21日(月)まで。大阪での安藤の個展は16年ぶりとなる。心待ちにしてほしい。