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断食を終え、皆で夕食 上郷の海老名マスジド

タウンニュース

水も飲まずに日中を過ごし、夕食の前に祈る

3月の約1カ月間はムスリムが日の出から日没まで一切の食を絶つ、イスラム教の「ラマダン」だった。海老名市上郷の「海老名マスジド」では、毎晩日没後に人が集まり食事や祈りの時間を過ごした。

玄関には料理の香りが漂い、あいさつを意味するアラビア語「アッサラームアライクム」の声が響く。パキスタンやインド、スリランカ、インドネシアなど出身地は様々で、飛び交う共通語は日本語が多い。誰もが午前4時頃から水も飲まず、一日働いた後に集まる。敷物の上には揚げ物や果物、煮込み料理が並んだ。薄桃色のミルクや、日本ではなじみの薄いナツメヤシの実も。夕食を共にする理由を参加者に聞くと「みんな家族だから」。日没時刻は国内でも異なり、スマートフォンで確認して、落ち着いた雰囲気で食事が始まった。祈る時は、相模川方面の壁がメッカの方角になり、来場者は列になり祈った。ハワジャ・アサド・ナシムさん(50)は「1年の中でもラマダンは特別で、嬉しさもある。神様を近くに感じる」と話した。

ムスリムの小学生給食の時は別室へ

中には子どももいた。断食は7歳位から始める子が多い。礼拝用の帽子をかぶった小学生(綾瀬市在住・5年)は給食の時間になると国際教室で過ごす。水を飲まないため、運動すると疲れやすいという。「断食をするのは、貧しい人や戦争などで食べられない人の気持ちを分かるようになるため。つらいとは思わない」と笑顔を見せた。

相模川沿いの建物

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