毎日11時に販売する焼き立てフィナンシェが人気のカフェ♪尼崎の『Lupus bakeshop』 尼崎市
尼崎中央商店街近くに”焼き立てフィナンシェ”が人気のカフェ『Lupus bakeshop(ルプス ベイクショップ)』(尼崎市)が前から気になっていたので取材へ行ってきました。
阪神尼崎駅から徒歩約10分の所にあるお店で、白い壁とナチュラルな木枠のガラス戸がおしゃれなお店です。
入ってすぐ左手にはフィナンシェをはじめ様々な焼き菓子が陳列されていて、どれも美味しそうです。
右手には8席ほどのテーブル席があり、明るい日の光が差し込みゆっくりくつろげる空間です。白とブラウンで統一された家具や壁は上品な雰囲気でほとんど自分たちでDIYされたそうです。同店は、以前ほかのお店の同僚だったシェフ歴15年の泉さんとパティシエ歴8年の植木さんの2人が立ち上げたもので、それぞれの強みを活かしたカフェとなっています。
お店のロゴのオオカミはデザインのことも勉強されていた植木さんが描かれたもので、店名もおおかみ座を指すラテン語の『Lupus』となっています。この由来をお伺いすると、なんと動物占いで2人ともオオカミだったからだそうで、なんだかほっこりしてしまいました。
同店の一番の売りは、毎日11時ごろに出来上がる「焼き立てフィナンシェ」で、種類は4種類あり、3種類は定番のプレーン・ショコラ・アールグレイ。残りの1種類は月替わりになっており、7月は「いちじく」となっています。
今回は「焼き立てフィナンシェ」のプレーンといちじくの2種類をいただきました。
一口食べると外はカリカリで中はふわもちとしていて今まで食べたことのない食感です。実はこちらは小麦粉ではなく国産米粉やキビ糖などからでできいるグルテンフリーのフィナンシェです。
元々米粉で作ろうと意識していたのではなく、味や食感を追い求めいろいろな材料で試作しているうちに米粉で作ったものが一番自分の理想に叶ったものだったそうで、結果的に小麦粉アレルギーの方や小麦を控えている方にも喜ばれることになりました。
1g単位で配合を変え、焼き時間、温度の調整など細かい所にもかなりこだわっておられ、「贅沢でリッチな味わい」「軽い食感で何個でも食べられる」と、遠方からこれを求めて訪れるお客さんも多いそうです。こちらは1個からテイクアウト可能で、店内でも「焼き菓子プレート」として食べられます。
もうひとつ筆者が気になったのが、毎月変わる限定のパフェ。今月はなんと和歌山県産の「あらかわの桃」を丸々1個使用した贅沢なものだそうで、さっそく注文させてもらいました。
なんでもフィナンシェをいつも買ってくださるお客さんが農家さんで、「ぜひうちの桃を使ってください」と朝採りたての桃を届けてくれるそうです。
そのままの味を味わってもらおうと、桃には一切手を加えず、注文を受けてから皮をむいて切り、盛り付けされています。一番上にのっている桃をいただくと、とんでもなくフレッシュで優しい甘さが広がります♡
冷たい北海道ソフトクリームや全粒粉クッキー、ハイビスカスハーブティーのゼリーとも相性抜群で、どれも桃の良さを引き立てます。桃が1個分使用されているので、最後の最後まで桃がぎっしり詰まっていて大満足のパフェでした。
途中、ちょっと冷えてきたので、温かい「ワイルドベリーハイビスカス」もお願いしました。ベリーの甘酸っぱさとハイビスカスのさっぱりとした酸味で口の中がすっきりしました。
「焼き立てフィナンシェ」は、通常のものと食べ比べもさせてもらったのですが、全く別のお菓子ではないかと思うくらい食感も風味も異なるもので、本当に驚きました。シェフの泉さんも「初めて食べた時あまりの美味しさに感動した」とおっしゃるほどです。
カフェはもちろんモーニングやランチもされていているので、いろいろな場面で利用することができます。
場所
Lupus bakeshop(ルプス ベイクショップ)
(尼崎市神田北通5-151-3)
営業時間
9:00~21:00(L.O.20:30)
定休日
木曜日、不定休