塗魂ペインターズ 自分たちだけの壁づくり 子どもが塗装体験
横浜体育文化教室で
塗装のボランティア団体「神奈川塗魂(とうこん)ペインターズ」(相馬純神奈川長)は9月23日、横浜体育文化教室=大口通=で、子どもたちと一緒に施設の壁塗装を行った。
塗魂ペインターズは、全国の塗装会社など約300社が所属している組織。公園の遊具や小学校の施設など、全国各地で社会貢献活動として無償での塗装を行っている。また、子どもたちに塗装業界に興味をもってもらおうと、ペンキと筆を使った絵描き体験なども同時に行っている。
今回の会場となったのは、一般財団法人岩崎与四郎育英会が運営する横浜体育文化教室。同施設では、ダンスや書道、英会話など様々な習い事教室や地域イベントが開催されている。ペインターズの会員で同施設の利用者でもある神子正人さんが、古くなった体育室の塗装を提案し実現した。
当日は、会員らが体育室の壁を白く塗装。明るい輝きを取り戻した壁面に、施設を利用している子どもや保護者らが自由に絵を描いた。「子どもたちの笑顔を見ることができてよかった。塗装の楽しさや魅力も伝わったのでは」と相馬さん。同施設の桑畑雪江事務局長は「本当にありがたい。きれいになった体育室で、活動をするのが楽しみ」と話した。