吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【数十年振りの一発セット#1】
テーマは「数十年振りの一発セット」。およそ中学生以来だという一発(角麩)を使ったセットに吉田が挑戦する。人並み以上とは言わない。せめて人並みくらいは釣ってくれ! 釣り場は埼玉県寄居町にある円良田湖。取材日は6月22日(土)。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
素人同然の一発セット
ところで数十年ぶりの一発セットってことだけど、具体的にはいつごろからやってないの?
吉田康雄
「最後にやったのは中学生のころだと思うのですが、正直定かではありません」
中学生と言ったら15歳前後だよね。現在の年齢が48歳だっけ? だとすれば30年以上も一発に触ってないわけね。
吉田康雄
「まあ、そういうことになりますね(苦笑)」
素人同然じゃん!
吉田康雄
「はい。まったくもって面目もありません」
まあ、だからこそこの企画を思いついたんだけどね。素人同然の角麩セットをわずか一日で攻略できるのか!
吉田康雄
「たんなるイジメにしか思えないのですが。もしかして関口さんって、子どものころいじめっ子でしたか?」
想像にお任せするよ。まあでも苦戦するのは目に見えているから、よく釣れる所を選定しておいたから。
吉田康雄
「円良田湖ですよね。実はここも初めての釣り場なんです。ですがメジャーフィールドですし情報もたくさんありましたので、釣り方も合わせてばっちりイメージトレーニングは済ませてきました!」
円良田湖で実釣
5時30分、開門と同時に常管桟橋に入釣。入口から3本目の3席目に座り、さっそく準備を始める。竿は飛天弓柳9尺でタナはチョウチン。水位はマイナス約2m。
吉田康雄
「実は竿を柳にしたのは理由があるんです」
あら、そうなの?
吉田康雄
「下ハリスを0.3号で結んできたので、できるだけしなやかな竿のほうがいいのかなって」
クッションゴムなどは入れてないんだ? 一発セットを多用する人はよく装着してるのを見かけるよね?
吉田康雄
「はい。あとは上ハリスの途中にチチワを作って、そこに下ハリスを結ぶクマ取り仕掛けにしてみました」
上下ハリスの絡み防止のためだね? 何だかんだとよく考えてきたじゃない(笑)。
吉田康雄
「はい。仕掛けを作っているうち、おぼろげに思いだしてきました。でもまだ忘れていることがあるんじゃないかって。それをやりながら思いださないかぁって期待しているのですが」
試行錯誤のスタート
ところで肝心の一発だけど。
吉田康雄
「小と極小を取りあえず用意しましたが、まずは極小から使ってみようと思います」
何か理由があるの?
吉田康雄
「とくに何も。大きさに関しては釣りながらの相談ってことで」
煮たりしてないのね?
吉田康雄
「それも思いだしたのですが、どれだけ煮ればいいのかなど詳細を覚えてないんですよ」
とうぜん、下バリは小さめなんでしょ?
吉田康雄
「極関スレ1~2号を結んできましたが、まずは1号を使います」
ハリス長は?
吉田康雄
「上が1号20cmで中間にチチワ、下が0.3号80cmでやってみます」
おっと、忘れてた。肝心要のバラケは?
吉田康雄
「それがどうにもよくわからないんですよ。なのでありったけのエサを持ってきましたが基本タッチはパサパサのボソにしようと思ってます」
でも何となくイメージはできてるんでしょ。通用するかしないかはともかく、まずはそのブレンドを紹介してよ。
吉田康雄
「段差バラケ、バラケマッハ、新B、ふぶきが各200㏄+水100㏄ですね」
マジでパサパサバラケだね。ハリ付けできるのかな(笑)。
吉田康雄
「自分もそれを心配してます。両手を使わないとハリ付けできないかもしれませんね」
次回も「数十年ぶりの一発セット」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2024年7月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。