Yahoo! JAPAN

モータースポーツの実況でも知られるサッシャさん2周目!レース実況に対する思いを吐露

TBSラジオ

カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする番組。
先週に引き続き、今週もF1やスーパーGTの実況などでもお馴染み、ラジオDJでナレーターのサッシャさん登場!
モータースポーツ実況の仕事、そして日本と世界のモータースポーツの違いなどについて伺いました。

サッシャ

ドイツ出身。現在はFM局のラジオDJやテレビ番組でのナレーターをはじめ、スポーツ実況アナウンサーとしてモータースポーツや自転車レース、Jリーグ、バスケットボールなどを担当。
モータースポーツ関連では、F1やWEC・FIA世界耐久選手権、スーパーフォーミュラー、そしてスーパーGTまで国内外のレースシーンで実況を担当されています。
もちろんご自身も大の車好きとしても知られています。

モータースポーツ実況とは

WECのル・マンでレース実況のデビューをした翌年にスーパーGTでも実況をやらないかと誘われたサッシャさん。
2014年のシーズンからGTの実況にも携わることになります。
他にもラジオDJやテレビ番組のナレーション、モータースポーツ以外のスポーツ実況など多岐にわたる活動にてとても多忙。
とても事前にリサーチをする時間もない中、サッシャさんはレース中、自分がやらなくてもいいことは省こう、つまり知識が足りないところは解説者をうまく使う「アウトソーシング」を実践してレース本番に臨んでいるそうです。

しかしその実況からは「レーサーに対する尊敬、そしてモータースポーツに対する愛しか伝わってこない」とアンディ。
サッシャさんもやはり元から好きなスポーツであったこと、そして車やドライバーへのリスペクトが強いからこそできる仕事だと語ります。

努力が努力になってしまうと上手にならない。
好きだからこそやる、好きだからこそ成長できるのがサッシャさんの考えで、それをモータースポーツの実況で体現しているんですね。

日本と世界のモータースポーツ

日本のモータースポーツのあり方について海外と比較すると「ステイタスが違う」と語ります。
F1のパドッククラブに行っても、日本と海外ではそこにいる人の構成が違うと。
海外はパドッククラブこそ社交場であり、人生の成功者などで溢れかえる一方で、日本にはその光景がないと嘆きます。

レースの発祥は階級社会のイギリス。
なので海外のレースには階級社会の文化が根付いているそうです。
貴族の人たちがレースを楽しむために、ポケットマネーでドライバーを雇い、それを眺めて楽しむ文化。
つまりステイタスシンボルの象徴としてのレース。
しかし日本にはその文化がなく、その差がモータースポーツの発展度合いの違いなのではと語ります。

「モータースポーツを社会として応援してほしい」と願うサッシャさん。
自動車産業は間違いなく日本の基幹産業です。
これからもより安心・安全なカーライフを誰もが送ることができるため、走る実験室としてモータースポーツがあります。
だからより多くの日本人にも「レース」に興味を持ってもらいたい。
そんな願いも込めつつ、サッシャさんはレースの実況に携わっているそうです。

(TBSラジオ『GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~』より抜粋)!

【関連記事】

おすすめの記事