「トイレの便器」の“リング状の黒ずみ”がごっそり落ちる掃除術「使う洗剤間違ってた…!」
トイレの便器内にリング状にあらわれる“黒ずみ汚れ”。ブラシでこすっても落とせず、あきらめてしまっていませんか? 「落とせないのは、汚れに適した洗剤を使っていないからかもしれません」というのは、お掃除オーガナイザー 木村由依さん。今回は、黒ずみ汚れの正体と掃除方法を教えていただきました。
教えてくれたのは……木村由依(きむらよしえ)さん
女性のためのハウスクリーニング「クリスタルミューズ」代表。ハウスクリーニングの専門技術と思考と空間を整理するライフオーガナイズ®のスキルを組み合わせた独自のメソッドでサービスを提供。「掃除・片付け・講師」の 3つのサービスを柱に、お客様の要望に寄り添う丁寧なサービスが人気。テレビや講座など多方面で活躍中。
トイレの便器内についた「黒ずみ」の正体
トイレの黒ずみの原因は雑菌によるカビですが、ブラシでこすっても落とせない場合は、水アカ(カルキ)になった硬い結晶に黒いカビが発生しているものになります。
そのため、“黒い汚れ=カビだけの汚れ”と思ってカビ取り用洗剤を使っても落とせない場合があります。
便器内の黒ずみを落とす方法
水アカと黒カビが絡んだ汚れを落とすために効果的な洗剤は、酸性の洗剤です。酸性の洗剤を使い、汚れをゆるませることが黒ずみを落としやすくするポイントです。
用意するもの
・サンポール
・トイレットペーパー
・ヘラやプラスチック製のカード
・ゴム手袋
サンポールは洗浄力が強いため、ゴム手袋をして行ってください。そのほか、使用上の注意をよく確認のうえ行いましょう。
掃除方法
特に黒ずんでしまいやすいのは水位の部分です。便器の黒ずみが気になる部分をトイレットペーパーで覆います。
覆ったトイレットペーパーにサンポールを適量かけてパックします。このまま10~20分ほど放置し、汚れをゆるませます。
ヘラやカードを使い、汚れをこそぎ取ります。
水を流して完了です。便器まわりもしっかり水拭きし、洗剤が残ることがないように注意してください。一度で落ちない場合には、何度かくり返し、付着した汚れの厚みを薄くしていきましょう。
日ごろからのこまめなお掃除が大切なのはもちろんですが、汚れに適した洗剤を使うことで、あきらめていた汚れを薄くすることもできます。ぜひ試してみてくださいね!
shukana/webライター