川の生物多様性学ぶ 引地川で児童ら体験
大庭の引地川親水公園で23日、リバークリーニング活動と川の生物多様性について学べるイベントが行われ、地元の小学生らが参加した。藤沢市内の河川などでマイクロプラスチック問題を扱う清掃ボランティア団体「エシカリングCLUB★」が主催、湘南工科大学地域連携センター共催。藤沢市などの後援で行われた。
参加した児童らは、川のごみを拾うグループと生物を捕まえるグループに分かれた。ごみ拾いでは、不法投棄された加湿器などの粗大ごみが拾われていた。
生物を探す「調査捕獲隊」は網を持ち、指導員に導かれながら川に入っていった。真剣な表情で透き通った川面を見つめ、「岩をどけるといる」「エビは後ろ向きに逃げる」などコツを掴んでいった。
捕まえたのはニホンウナギ、モクズガニ、オイカワ、ヨシノボリと多彩。水槽に入れ、専門家から特別授業を受けた後、川にリリースした。
参加した小学4年生の男の子は、「冷たかったけど面白かった。カニにたくさん毛が生えていた」と興奮交じりに感想を述べていた。
12月21日(土)には、イベントの第2部としてビーチクリーン体験(受付・かながわ海岸美化財団=茅ヶ崎市汐見台=午前9時半)、午後1時15分から湘工大同センターで「自由研究の進め方講座」を開催。参加予約はエシカリングCLUB★公式ホームページから。