<フツーじゃないよね?>15万コツコツ貯金!やっと買えた〜!ところが……「なんで」【まんが】
私はリカ。今日はママ友・マコちゃんとショッピング。私たちは子どもをきっかけに出会って10年来の付き合いです。マコちゃんとの仲をひと言で表すなら「馬が合う」という感じです。子どもがきっかけなので「ママ友」といっていますが、子どもを抜きにしてもお付き合いしたい相手なので、ママ友という呼び方はすでに違うのかもしれません。こうやってマコちゃんと外出することは、私にとって最高の息抜きなのです。
ショッピングをしていると、マコちゃんの好きな「バッグ」の話に。私は新しいバッグに普段興味が薄いのですが、今回は違います。今私には「欲しいバッグ」があるのです。そのバッグをマコちゃんにも共有したくなりました。
そうです。私が「欲しいバッグ」は15万円もするのです……。去年出会ってからコツコツとバッグ貯金をし、やっと目処がたったところでした。今思えば、私は浮かれていたのです。購入前のバッグをマコちゃんに紹介するほどに。
そして1ヶ月後……。ついに!
学校行事で見かけたマコちゃんにビックリ! なんと! マコちゃんはBブランドのバッグを持っていたのです! しかもサイズは一番大きなL……。15万円どころではないことは明白です。 いえ、この際値段は関係ありません。 今回大事なのは「なぜ私が欲しいバッグをマコちゃんが買ったのか」だと思うのです。気になります。マウント? 嫌がらせ? その理由によっては……喧嘩が必要なのでは? これ、私怒ってもいいところですよね?
目指せ15万!友人と一緒の一目惚れ「だめだ、忘れられない」
運命の人(バッグ)は15万円でした……。真っ先に諦める選択肢が頭をかすめましたが、私は持ち直しました。地道にコツコツ貯めていけばいずれ手は届くはず。私はその日を夢見て「バッグ貯金」をはじめたのでした!
私はマコ。コーディネートの中心はバッグです。
高級なバッグがあるだけで、鏡に映る自分を見ると幸せな気持ちになります。ママ友のリカちゃんは私とはベクトルが違いますが、バッグを大事にしている姿勢がとても素敵です。
ママ友のリカちゃんに紹介されたバッグが頭から離れなくなりました。私は……あの日、恋に落ちたのです。 一度見たら忘れられないあの色、形、美しい佇まい。欲しい……どうしても! このまま諦めたら未練を一生背負ってしまう。そう感じました。 もちろん、リカちゃんのことは気になりましたが……バッグは「売り物」です。誰しもが「購入する権利」があると思うのです。 私はこの恋に身を任せても……いいでしょうか?
略奪愛タイプ?出会ったのは運命?「ギリ許せるラインだぞ!」
マコちゃんは、私がBブランドのバッグを紹介した後日の様子を教えてくれました。Bブランドのバッグに一目惚れをしたあと、何度もお店に足を運んだそうです。店員さんにすすめられるがまま、うっかり購入してしまったとのこと……。わかる。
「今日バッグを持ってくれば、リカちゃんに購入報告もできると思って〜!」無邪気に話すマコちゃん。 はあ〜……私の口から大きめのため息が出ました。
マコちゃんのことだから……とは思っていましたが。案の定、何も考えていないことが分かり、呆れると共にほっとしました。
交流の少ないママに同じことをされたら、なかなかツッコみづらいですよね……。モヤモヤを抱えたままバッグをそっと押し入れにしまうことになったかもしれません。 今回の件は、私たちの信頼関係あってのことだったと思います。 付かず離れずで適度な距離感を保つのがいいといわれるママ友ですが、「双子コーデ」と言われてうれしい気持ちになれる。そんなマコちゃんは私にとってかけがえのない人です。「この人となら、これからも仲の良い友人を続けられる」改めて確信したお揃いバッグ事件でした(笑)。