「街ごと流されろ」 敗戦後にサポーターが不適切な投稿 ジュビロ磐田が厳正対処へ
■ベガルタ仙台に0-1で敗戦 ジュビロが不適切な投稿確認
ジュビロ磐田は、サポーターとみられるアカウントから不適切な投稿を確認したと発表した。当該アカウントの確認を進め、厳正に対処するという。投稿内容に対しては、ジュビロのサポーター内からも批判の声が上がっている。
不適切な投稿が確認されたのは、ジュビロが0-1で敗れた6月28日のホーム・ベガルタ仙台戦後だった。ジュビロは翌日、公式ホームページで次のようにコメントした。
「当該投稿は、ベガルタ仙台、そのファン・サポーターおよび被災地の皆様を著しく傷つける内容であり、決して許されるものではありません。ジュビロ磐田は、いかなる差別的・侮辱的な言動も断じて容認せず、サッカーファミリーの一員として「リスペクト」の精神を重んじています。現在、当該アカウントの確認を進めており、クラブとして厳正に対処してまいります」
ジュビロは不適切な投稿の具体的な内容を明らかにしていない。ただ、「被災地の皆様を著しく傷つける内容」と記しており、サッカーファンらの間ではXに投稿された以下の文章と推測されている。
「街ごと波にのまれて流されろよ」
■「厳しく処分されるべき」 ジュビロサポーターも怒り
この投稿に対し、ジュビロ磐田のサポーターからも投稿者に非難が集まっている。すでに投稿は削除されているが、SNSなどでは怒りや厳罰を求めるコメントが相次いでいる。
「どんなに試合に負けた悔しさがあっても、許される内容ではない。厳しく処分されるべき」
「一部のサポーターの問題行動によって、サポーターの印象が悪くなる。他クラブとの対立にもつながりかねない」
「匿名なら何を投稿しても大丈夫と思っている人を減らすためにも、ジュビロには厳正な処分を望む」
ファンやサポーターによるSNS上での誹謗中傷は後を絶たず、特定の選手や家族を傷つける内容も少なくない。注意喚起だけでは防げない状況となっているだけに、クラブ側には踏み込んだ対応を迫られている。
(SHIZUOKA Life編集部)