トキオ・ホテルのフロントマン、ビル・カウリッツが1980年代スラッシャー風ホラーで映画デビューへ
ドイツの人気ロックバンド、トキオ・ホテルのフロントマンとして知られるビル・カウリッツが、1980年代のスラッシャー映画にインスパイアされたインディ映画『Brute 1986(原題)』にて映画デビューを果たすことが明らかとなった。米が報じている、
本作で描かれるのは、サンセットストリップ風のグラムメタルバンド、レザー・コブラ。彼らは西部の人里離れた廃墟の町でミュージックビデオを撮影することになる。反抗的なバンドメンバーは「立ち入り禁止」の標識を無視するが、自分たちがバーディ一家に監視されていることに気付いていない。プロデューサーによると、残忍さと創造性を兼ね備えた冷酷な手段で、一家はバンドを迎え撃つという。
カウリッツが演じるキャラクター名などの詳細は明かされていない。キャストに名を連ねるのは、『Stiletto(原題)』のジジ・ガスティン、『ベアリー 悪熊(あくま)のぬいぐるみ』(2021)のサラ・フレンチ、『ザ・ハロウィン』(2018)のパンチョ・モラー、『アルカディア』(2017)のリュー・テンプル、「NCIS:LA ~極秘潜入捜査班」のヘザー・グレイス・ハンコック、「グレイズ・アナトミー」のダゼル・イヴェット。
監督は、『That's a Wrap(原題)』(2023)などのホラー映画を数多く手がけているマルセル・ワルツが務め、脚本は同作でワルツとタッグを組んだジョー・ネッターが手がける。『Brute 1976(原題)』のディルク・シュルマンとトバイアス・シュルマンが製作総指揮を担い、『デイ・アフター・トゥモロー』シリーズのマーカス・フリードランダーが撮影監督を務める。
監督のウォルツは、「僕も全チームも、この映画の製作を心から楽しみました。80年代のスラッシャージャンルの大ファンで、特に『13日の金曜日』や『バーニング』、『ハロウィン』、『サマーキャンプ・インフェルノ』が大好きなんです。純粋な80年代ホラーは作れないことは分かっていましたが、その時代の映画への愛をスクリーンに投影しました。ビルをセットに迎え、彼にとって初となる映画出演の機会を提供できて光栄です。彼は全力で取り組み、万全の準備で役に臨んでくれました。この映画で、彼を皆さんに見てもらえるのが待ちきれません」と語っている。
トキオ・ホテルは、2001年にビル・カウリッツと彼の双子の兄弟トムを中心に結成され、ビルのスタイリッシュなファッションとカリスマ性、キャッチーなロックサウンドで絶大な人気を博した。トムとビルは、のリアリティ番組『ザ・カウリッツ・ブラザーズ』に出演している。
コンサートのステージから映画へ活躍の場を移したビルが、どんな演技を見せてくれるのか楽しみに待ちたい。
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