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スポーツのまち|「プロスポーツのチームや選手」のイメージが日本一強いまちは“静岡県磐田市”! その理由と実態は?【田舎No.1グランプリ】

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スポーツのまち|「プロスポーツのチームや選手」のイメージが日本一強いまちは“静岡県磐田市”! その理由と実態は?【田舎No.1グランプリ】

調べてみると、思いがけない地域性が見えてくる! 田舎暮らしの本web編集部が、様々な分野の日本一の地域を紹介する、田舎No.1グランプリ! 今回発表するのは「『プロスポーツのチームや選手』と聞いて思い浮かぶまち」。リサーチしていくと、スポーツを軸に邁進するまちの魅力が見えてきました。

「プロスポーツのチームや選手」と聞いて思い浮かぶまち第1位は“静岡県磐田(いわた)市”!

 観る人にたくさんの興奮や感動を与えてくれるプロスポーツ競技。ファンにとっては日常を彩るエンターテインメントでありますが、自治体にとって勢いのあるチームや人気の高い選手の存在は、まちの知名度アップや地域経済の活性化につながる重要な役割を担っています。そんなプロスポーツに関して、株式会社ブランド総合研究所による「地域ブランド調査2024」において、静岡県西部にある磐田市が「プロスポーツのチームや選手」と聞いて思い浮かぶ市町村ランキングで全国1位に選ばれました。 参考資料:市長定例記者会見資料(令和6年11月)

サッカーだけじゃない。磐田市が誇るプロスポーツチーム

 磐田市と聞くと、サッカーJリーグの「ジュビロ磐田」を頭に浮かべる人が多いのではないでしょうか。Jリーグで数回の優勝を果たし、国内外で多くのタイトルを獲得している「ジュビロ磐田」は、磐田市を代表する全国的に知名度の高いプロスポーツチームの一つ。磐田市に「プロスポーツのチームや選手」という強いイメージを根付かせる大きな要因であることは間違いありません。  しかし、実は磐田市は「ジュビロ磐田」以外にも、全国に誇るプロスポーツチームを有しています。例えば、ラグビーチームの「静岡ブルーレヴズ」。ジャパンラグビーリーグワンに所属する「静岡ブルーレヴズ」は磐田市がホストエリアであり、ホームスタジアムは「ジュビロ磐田」と同じヤマハスタジアムです。
 また、女子サッカーチーム「静岡SSUボニータ」は磐田市をホームタウンとして活動し、現在はプレナスなでしこリーグ1部で活躍中。プロチームではありませんが、試合での熱いプレーは磐田市のスポーツイメージの定着を後押ししてくれています。
 このように、磐田市を本拠地に活動しているスポーツチームがいくつもあることは、「プロスポーツのチームや選手」というイメージの浸透に大きく貢献していると考えられています。

PR大使にもプロスポーツ選手がずらり

 また、チームだけでなく、磐田市に関連のある「スポーツ選手」の存在もイメージ付けに一役買っています。例えば、東京2020夏季オリンピック卓球男女混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼さん、伊藤美誠さんは共に磐田市出身。「磐田市出身ペア」として、全国に磐田市の名を広める立役者となりました。
 磐田市としても、プロスポーツ選手を起用した積極的なシティプロモーション活動を実施。磐田市の魅力を内外に知らしめる広報活動の一環として、元選手を含めた7人のプロスポーツ選手を「静岡いわたPR大使」に任命し、その発信力と拡散力に期待を寄せています。

「静岡いわたPR大使」プロスポーツ選手(2025年2月現在)
・五郎丸 歩 氏(元ラグビー選手)
・水谷 隼 氏(元プロ卓球選手)
・伊藤 美誠 氏(プロ卓球選手)
・森岡 陸 氏(プロサッカー選手)
・奥村 翔 氏(プロラグビー選手)
・ホベルト・サトシ・ソウザ 氏 (総合格闘家)
・クレベル・コイケ・エルベスト 氏 (総合格闘家)

 磐田市にゆかりのある人物の活躍や効果的な起用も、今回の全国1位の結果へ導いた一つの要因であると推測ができます。

2025年は「スポーツのまち」としても1位を狙う!

画像出典:市長定例記者会見資料(令和6年11月)

 「プロスポーツのチームや選手」と聞いて思い浮かぶ市町村ランキングで名誉ある全国1位に選ばれた磐田市ですが、実は手放しで喜べない一面も。前述の「地域ブランド調査2024」では、「『スポーツのまち』として思い浮かぶ市町村ランキング」という事項も実施しており、そちらは惜しくも全国第2位。2023年は1位だったものの、2024年は順位を落としているのです。
 2024年にスポーツのまちとして1位を獲得したのは、鈴鹿サーキットがありモータースポーツのまちとして名高い三重県の「鈴鹿市」でした。磐田市は、2021年に初めて「『スポーツのまち』として思い浮かぶ市町村ランキング」で1位を獲得したものの、2022年は鈴鹿市に負けて2位に陥落。それ以降も磐田市と鈴鹿市は1年ごとに1位と2位が入れ替わるシーソーゲーム状態が続き、磐田市は継続して1位に君臨することができていないのです。
 磐田市の草地博昭市長は、2024年11月に行われた市長定例記者会見で「来年は再び鈴鹿市から全国第1位を奪取する」と決意を表明。今後の磐田市の動向から目が離せなくなりそうです。

静岡県磐田市ってどんなところ?

画像提供:磐田市

 磐田市は静岡県西部に位置し、人口16.5万人が暮らす中都市です。JR東海道本線の磐田駅や東名高速道路の磐田ICがあるので、市外へのアクセスは非常に便利。大型ショッピングセンターや医療施設も充実していて、利便性の高い生活を送るインフラが整っています。また、西に天竜川、南に遠州灘と自然にも恵まれ、子育てにも適した場所でのびのびとした暮らしを満喫できます。
 「スポーツのまち」として名を上げてきた磐田市ですが、住みやすさや環境などスポーツ以外にも魅力はたくさん。市としては、スポーツだけではないさまざまな市の魅力の発信を強化し、今後の移住の増加や定住につなげていくことを目指しています。
 移住定住へのサポート体制も整えていて、自らが居住する目的で中古建物を購入した人に対して、建物のリフォームに要する費用の一部を最大100万円まで補助する制度や、移住就業支援金制度など、さまざまな制度を用意しています。スポーツを身近に感じながら充実した暮らしに興味がある人は、ぜひ磐田市の移住支援制度をチェックしてみてはいかがでしょうか。
 磐田市の移住支援制度を詳しく知りたい方は、磐田市移住定住サイト「いいわたし@磐田市」をご覧ください。

文:小杉玲加 協力:磐田市 広報広聴・シティプロモーション課

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