行列ができる人気店!豊岡ふれあい公設市場にある『kamino coffee』 豊岡市
ふれあい公設市場は、今から100年前(1925年大正14年)にできた日本で最も古い木造市場です。この市場内に行列のできるお店『kamino coffee』(豊岡市)がある、とうわさを聞きつけ、さっそく訪問。自家焙煎豆やお菓子へのこだわりはもちろん、神野利江さんの人柄があふれる同店の魅力をお届けします。
kamino coffeeの前身は、夫・尚幸さんが『CRAFTSMAN’S.F(クラフトマンズファクトリー)』のヘアサロンに併設されていた『コーヒースタンド・カミノ珈琲』。
コーヒー好きな神野夫婦の「ヘアサロンで美味しいコーヒーが飲める店があってもいいよね」、がそのままお店のコンセプトとなりました。生田通から公設ふれあい市場に2019年9月に移転したのが現在のお店です。
元は豆腐屋さんだった名残をどことなく残してリフォームしている外装。スポットライトとドライフラワー、可愛い待合い椅子が商店街に溶け込んでいます。
外から注文できる出窓があり、こちらから注文をします。待ってる間も商店街の天井を眺めたり、行きかう人達をみているだけで時間が止まってるような感覚になります。
店内は壁に向かってカウンターテーブルが4つ配置されています。「コンセントもあるので長居してくださいね♪」と、利江さんがにっこり。
まずは但馬の天然水を使った夏の目玉商品のひとつ、「水出しブレンド」を。天然水、自家焙煎豆、抽出方法どれも丁寧で、かつこだわりを持った一品です。
一口飲んでみるとびっくりするほどまろやかです。舌に残る苦みが一切なく、マイルドな美味さです。それもそのはず、「低温の水で『じっくり』落とすことで、苦みや渋みが出にくく、コーヒーのうまみ成分がより多く抽出されるんですよ」としたり顔の利江さん。シンプルにハマりました(笑)。
続いて暑い夏には冷たいスイーツ♡アイスクリームと季節のフルーツが大体5~7種類入り、白玉と炭酸が効いた目にも心にも嬉しい一品♪この日は完熟桃が入り、オレンジ2種類、キウイ、バナナ、ブルーベリーと具沢山。美味しい~♪パクパク完食しました。
利江さんのスコーンも看板メニューのひとつ。スコーンにてんさい糖を用いたりと身体に優しい素材を厳選します。いつも6種類ほどのスコーンが並びますが、秋に登場する「栗キャラメルのスコーン」は無農薬農家に出向き栗を拾うところから始める大人気限定メニューだそうです。
「コーヒースタンド・カミノ珈琲」と合わせると約10年。「初めは3人の小さい子ども達の子育てと仕事の両立で目が回りそうでした」、と利江さん。最近は気負わず、「在り続けること」を心がけていらっしゃるそう。
「なにげない話を聞くのが一番楽しいんです」と、太陽のように温かく笑う利江さん。ついつい話し込んでしまうのは彼女の穏やかな包容力のせいですね(笑)。そんな雰囲気がkamino coffeの1杯に込められていました。
場所
kamino coffee
(豊岡市千代田町2-24 ふれあい公設市場内)
営業時間
12:00~16:00
定休日
日曜日、月曜日
※不定休あり(インスタグラムを参照してください)
駐車場
お近くのコインパーキングをご利用ください