調味料ふたつですぐ作れる。なめたけのレシピと食べ方アイデア3選
調味料ふたつで簡単!自家製なめたけ
なめたけは少ない調味料で簡単に手作りできる料理です。えのきだけとしょうゆ、みりんがあればすぐに作れ、日持ちもします。ご紹介するなめたけレシピは、塩辛過ぎずやさしい甘さを感じられるのが特徴。
えのきだけのシャキシャキ食感と独特の粘りを感じられ、市販のなめたけに引けを取らないくらいのおいしさですよ。筆者は大根おろしを添えて副菜として出したり、そばに絡めたりする食べ方もお気に入りです。
素朴で奥深い。自家製なめたけのレシピ
調理時間:10分
保存期間:冷蔵で5~6日、冷凍で3~4週間
えのきだけとしょうゆ、みりんで作るシンプルななめたけレシピです。えのきだけのシャキシャキ食感が楽しく、独特のぬめりがごはんとよく合いますよ。工程はとても簡単で料理に活用でき、日持ちするため常備菜にもぴったり。えのきだけの切り方や煮るときの火加減がポイントです。
材料(作りやすい分量)
えのきだけ:2袋(約400g)
しょうゆ:大さじ3杯
みりん:大さじ4杯
自家製なめたけをおいしく作るコツ・ポイント
えのきだけを1~1.5cmの長さに切る
えのきだけから水分が出てとろみがつくまで煮る
作り方
えのきだけを切る
えのきだけの石づきを切り落とし、1~1.5cmの長さに切ります。根元のくっついている部分は手でほぐします。
材料をすべて火にかける
フライパンや鍋にえのきだけとしょうゆ、みりんを入れて火にかけます。
煮る
煮立ったら弱めの中火でときどき混ぜながら5分ほど煮ます。えのきだけから水分が出て、さらに煮ると煮汁が少なくなってとろみがつきます。煮汁が残っている状態で火を止めて完成です。
なめたけの食べ方アイデア3選
1. バターなめたけパスタ
パスタソースがなくてもなめたけがあれば絶品パスタがすぐに作れます。スパゲッティ1人前をゆでて湯を切り、バター10gとなめたけ大さじ2~3杯を和えて完成です。なめたけの旨味とバターの風味が相性抜群で、深いコクがヤミツキになりますよ。
刻み海苔や大葉、大根おろし、温泉卵などをトッピングしてもおいしいです。食べごたえを出したい場合は、納豆やツナ缶を加えましょう。
2. なめたけ入り卵焼き
味わい深いなめたけ入り卵焼きはいかがでしょう。なめたけ大さじ1杯強と卵2個をよく混ぜ、2~3回に分けて巻きながら焼いて完成です。なめたけの甘辛い味付けと旨味は、だし汁と調味料の役割をしてくれます。
なめたけの食感が楽しく、卵のコクを感じられるやさしい塩味と甘味が絶妙です。とろけるチーズや小口ねぎを加える、シンプルな卵焼きを焼いてなめたけをかける、などのアレンジもおすすめです。
3. なめたけみそ汁
なめたけはみそ汁の具材兼だしとしても活躍します。なめたけ大さじ1~2杯と湯150ccを混ぜ、合わせみそ小さじ1杯を溶かし入れるとなめたけみそ汁の完成です。お好みで小口ねぎや刻みオクラを加えれば彩り良く仕上がりますよ。
なめたけの旨味と合わせみその風味がなじみ、だし汁なしで味に深みが出るのが特徴。なめたけの塩味があるため、合わせみその量は控えめにするのがポイントです。
よくある質問
自家製なめたけは保存できますか?
冷蔵で5~6日、冷凍で3~4週間保存可能です。冷蔵保存する場合は、清潔な蓋付きの保存容器に入れてください。冷凍する場合は1食分ずつ小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。自然解凍で食べられます。
とろみがつきません。原因は何ですか?
えのきだけと調味料を一緒に煮ると、えのきだけに火が通る過程で水分が出てとろみがつきます。とろみがつかない場合は、えのきだけから水分が出る前に調味料の汁気が飛んでいる可能性があります。火力を弱めて酒か水を大さじ2杯ほど足して煮る、もしくは蓋をして蒸し煮にしてからかるく煮詰めてみてください。
調味料を均等に絡めるためにはどうしたらいいですか?
混ぜながら煮ましょう。混ぜずに煮ると調味料が均一に絡む前に煮詰まってしまいます。フライパン全体をまんべんなくヘラで混ぜるのがポイントです。
味が濃くなりすぎてしまいました。
味を薄めたい場合は、えのきだけとみりんを追加して蒸し煮にし、味の濃いなめたけと混ぜて味見をしながらしょうゆで味を調えてください。味が濃いまま食べる場合は、調味料やたれとして少量をごはんや食材にかけるのがおすすめです。
えのきだけ以外のきのこでも作れますか?
えのきだけとほかのきのこを一緒に煮る、もしくはなめこのみでも作れます。えのきだけと一緒に煮るきのこは、しめじやしいたけ、まいたけなどがおすすめです。小さめに切って使ってください。
自家製なめたけで料理のレパートリーを増やしましょう
なめたけは簡単に作れて幅広い料理に活用できるのが魅力です。とろみがあってごはんや麺類とも絡みやすく、野菜や肉、魚にかけることもできますよ。なめたけ自体に旨味があるため、だしや調味料として使えるのも特徴。卵焼きやみそ汁などにもぜひご活用ください。
普段作っている料理になめたけをプラスするだけで、あたらしい料理に変化します。自家製なめたけで料理のレパートリーを増やしましょう。
ライター:Uli(webライター)