【鎌倉 イベントレポ】スルシィPOPUP - 一本の糸がつなぐ未来 フィリピンから届くサステナブルなバッグたち
鎌倉駅から徒歩3分、御成通り「鎌倉おりがみ」で素敵なポップアップイベントに行ってきました。
スルシィPOPUPに行ってきました。
今回は、かぎ針 × ラフィア糸で紡ぐバッグブランド「スルシィ」のPOP UP。
入ってみると、ベージュの素敵なバッグがたくさん!
高級感のあるオシャレなバッグたちが、並んでいました。
スルシィとは?
スルシィは「一本のかぎ針でフィリピンの女性たちの未来を切り拓く!」をモットーに掲げています。
セブ島を拠点に、約60名の編み子さんが自宅や工房でバッグを編み続けているそうです。
日常生活の合間に糸を紡ぎ、編み方を仲間同士で教え合い、時にはおしゃべりをしながら作業を進める。
その穏やかな情景は、バッグを手に取ったときに自然と想像できるほど、温もりが込められているように感じられました。
素材に使われているラフィアは椰子の木から採れる繊維。
しなやかで丈夫、そして環境にも優しい天然素材です。
製作者を大切にする
現代社会では大量生産・大量廃棄が当たり前になっている一方で、スルシィは「誰が、どこで、どのようにして」作ったのかが分かる透明性のある生産体制をとっています。
バッグひとつにも作り手の名前が大きくタグに記されており、それは単なる「商品」ではなく「誰かの時間と想いが編み込まれた作品」であることを実感させてくれるのです。
さらに心を打たれたのが、バッグに付いているそのタグの裏面。
なんとハガキになっていて、使い心地や「ありがとう」のメッセージを書いて投函すると、フィリピン語に翻訳されて作り手の工房に届く仕組みになっています。
自分が手にしているバッグを作った編み子さんに直接想いを伝えられるという仕掛けは、モノと人との距離をぐっと縮めるもの。
きっと編み子さんたちにとっても大きな励みになっているはずです。
豪華すぎるサポート
使う人へのサポートも徹底していて、ほつれや修繕はなんと無期限で無償対応。
まさに一生物のバッグです。
安価で消耗品のように扱われるバッグが多い中で、スルシィのバッグは「一緒に時を重ねる相棒」のような存在になり得るのだと感じました。
人気のバッグ
会場で特に人気を集めていたのはバッグの数々。
色はナチュラルなラフィアのままで統一されているのに、形や編み方が異なることで、全然違う印象に魅力ですね。
価格帯は20,000円前後です。
シンプルなのに個性的で、持つ人のスタイルによってまったく違った表情を見せてくれます。
さらに、小さな「バンビのストラップ」も大人気。
バッグにちょこんと付けるだけで愛らしい雰囲気になり、子どもから大人まで思わず手に取りたくなる可愛さでした。
モノで繋がる
このPOP UPを通して改めて感じたのは、モノの背景を知ることで「買う」という行為が「つながる」という体験に変わるということ。
バッグからは製作者の楽しそうなが声が聞こえてくるような気がして、ただのファッションアイテムを超えた温かさがありました。
鎌倉という土地柄も相まって、サステナブルで心ある暮らしを大切にする人たちにぴったりの場だったと思います。
スルシィのバッグを手にするとき、そこには編み子さんたちの未来と、自分自身の暮らしへの新しい視点が重なります。
大量消費社会のなかで本当に持ちたいと思えるモノに出会う、その瞬間の喜びを与えてくれるPOP UPでした。
スルシィ POPUP
開催日時
2025年8月20日(水)~9月2日(火)
11:00 ~ 18:00
開催場所
鎌倉おりがみ
〒248-0012
神奈川県鎌倉市御成町2-16
アクセス
鎌倉駅西口 徒歩3分